普段使いはファンレス動作!!
最新ゲームも快適に遊べるGIGABYTEのGeForce GTX 960
ウェブ動画視聴などの日常的な作業なら
ほぼファンレス運用が可能
「GV-N960WF2OC-2GD-GA」のセミファンレス動作のGPU温度の仕様は、スペックに記載されていないが、GPU温度と消費電力(GPU負荷)で管理されている模様。ゲーミングはさすがにGPU温度、負荷ともに高くなるので、ファンは回転するが動画再生やウェブゲームといった2D作業時は、どうなのか気になるところ。
試しにBlu-ray Discの映画をサイバーリンク「PowerDVD 14」を使って再生したり、「dビデオ」で動画再生しながら、ブラウザーゲームの「艦隊これくしょん~艦これ~」を遊んでみたりしたが、ともに2時間のテスト中にファンが回転することは1回もなかった。
BD再生時のビデオカードの状態 | ||||
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時間 | GPU温度 | GPU負荷 | メモリー使用量 | ファン回転数 |
1分 | 36℃ | 10% | 14% | 0rpm |
10分 | 39℃ | 10% | 14% | 0rpm |
20分 | 40℃ | 10% | 14% | 0rpm |
30分 | 40℃ | 10% | 14% | 0rpm |
40分 | 41℃ | 10% | 13% | 0rpm |
50分 | 41℃ | 11% | 15% | 0rpm |
60分 | 41℃ | 10% | 14% | 0rpm |
70分 | 41℃ | 10% | 14% | 0rpm |
80分 | 41℃ | 10% | 14% | 0rpm |
90分 | 41℃ | 10% | 13% | 0rpm |
100分 | 41℃ | 10% | 14% | 0rpm |
110分 | 41℃ | 10% | 14% | 0rpm |
120分 | 41℃ | 10% | 14% | 0rpm |
ウェブ動作+艦これのビデオカードの状態 | ||||||
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時間 | GPU温度 | GPU負荷 | メモリー使用量 | ファン回転数 | ||
1分 | 30℃ | 15% | 12% | 0rpm | ||
10分 | 39℃ | 24% | 19% | 0rpm | ||
20分 | 41℃ | 24% | 20% | 0rpm | ||
30分 | 42℃ | 26% | 20% | 0rpm | ||
40分 | 42℃ | 23% | 19% | 0rpm | ||
50分 | 42℃ | 26% | 20% | 0rpm | ||
60分 | 42℃ | 24% | 19% | 0rpm | ||
70分 | 42℃ | 26% | 21% | 0rpm | ||
80分 | 42℃ | 25% | 20% | 0rpm | ||
90分 | 42℃ | 26% | 20% | 0rpm | ||
100分 | 42℃ | 26% | 20% | 0rpm | ||
110分 | 42℃ | 27% | 20% | 0rpm | ||
120分 | 42℃ | 27% | 21% | 0rpm |
ファン停止状態、エアフローのないバラック状態でもヒートシンクはしっかり放熱できており、GPU負荷が常に20%後半となるウェブ動画再生と艦これプレイ時でも、GPU温度は42度に留まっていた。フロント吸気があるPCケースに収めた状態では、より低いGPU温度を維持できるだろう。
オーバークロックを試してみる
ブーストクロックがメーカー公称値を大きく上回る1341MHzまでアップした「GV-N960WF2OC-2GD-GA」。GPU、メモリーのクロックや電圧アップを簡単に行なえ、GPU温度などのモニタリングなどもできるGIGABYTEオリジナルツール「OC GURU II」がせっかく付属しているので、オーバークロック動作を試してみることにした。
オーバークロック耐性は、どうしても個体差があるので、すべての「GV-N960WF2OC-2GD-GA」で同じクロックまでクロックアップできるとは限らないが、GPUクロック+110MHz、メモリークロック+200MHzで各種ベンチマークなどが完走。その時のコア電圧は+0.1125V、Power Targetは135%、GPU温度は95度だった。
クロックの変化(カッコ内はブーストクロック) | ||
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定格クロック | オーバークロック設定値 | オーバークロック実測値 |
1216MHz(1279MHz) | 1326MHz(1389MHz) | 1341MHz(1464~1476MHz) |
その際の実ブーストクロックは1464~1476MHzと、なかなかのオーバークロック耐性を発揮している。どうしてもクロックアップすると発熱は増すが、定格クロック動作時と同じくゲーミングテスト中にファンの動作音が気になることがなかったのもポイントだ。
(→次ページヘ続く 「定番ベンチマークで性能をチェック」)