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高橋暁子の「意外と知らない!? 業界ランキング」 ― 第33回

ミラーレス一眼のみ堅調

キヤノン・ニコン二強もスマホに押され気味? デジカメシェア早わかり

2015年02月23日 09時00分更新

文● 高橋暁子 編集●ASCII.jp

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 『そういえば、あの業界のシェアは結局どこが一番多いんだっけ……?』
 そんな疑問を抱いたことがあるすべてのビジネスマンに捧ぐ連載。仕事でも利用できる業界ランキングや業界地図を私、高橋暁子が手っ取り早く紹介します。

出荷台数は前年比約70% 市場は減少傾向だが……

 皆さんはデジタルカメラを利用しているだろうか。日本のメーカーが強く、世界でも高いシェアを誇っている。

 デジカメ市場自体がスマートフォンによって食われているとも聞くが、実際はどうなのだろうか。デジタルカメラの出荷台数推移と共に、メーカー別シェアを見ていこう。

デジタルカメラ生産出荷実績表 2014年(1~12月累計)
総出荷台数(前年比) 総出荷金額(前年比)
レンズ一体型 2959万5240台(64.7%) 3591億9210万8000円(73.3%)
レンズ交換(一眼レフ) 1054万9890台(76.3%) 4682億685万7000円(84.1%)
レンズ交換(ノンレフレックス) 328万9278台(99.5%) 1371億1674万6000円(112.6%)
合計 4343万4408台(69.1%) 9645億1571万1000円(82.5%)

CIPA調べ


 まず、デジタルカメラの出荷台数はどうなっているのだろうか。一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)によると、2014年(1~12月累計)のデジタルカメラ総出荷台数はおよそ4343万台であり、対前年比69.1%となった。2013年(1~12月累計)のおよそ6280万台から、約2000万台もの大幅減となっている。

 デジカメは、2007年に初めて1億台を突破するなど右肩上がりで推移していたが、2011年には東日本大震災、タイの洪水などに打撃を受けて以降、減少傾向にあるのだ。

 レンズ一体型デジタルカメラ(コンパクトデジタルカメラ)はおよそ2959万台、対前年比64.7%と大幅減。レンズ交換式デジタルカメラもそれまでの拡大基調が止まり、およそ1383万台で対前年比80.8%となった。

レンズ一体型は高級コンデジに注目が集まるレンズ一体型は前年比大幅減となった

 レンズ交換式のうち、一眼レフカメラはおよそ1054万台で対前年比76.3%と減少する一方、ノンフレックスカメラ(ミラーレスカメラ等)はおよそ328万台で対前年比99.5%と堅調であり、ノンフレックスカメラのみ出荷金額も伸びている。

 低価格帯のコンパクトカメラが減少する一方、高画質で撮影できるレンズ交換式カメラは強さを見せているというわけだ。

 光学式ファインダーを排して小型化したミラーレス一眼は、2008年にパナソニックが発売したLUMIX DMC-G1が元祖。以来、ミラーレスカメラはいわゆるデジイチの成長を支えており、軽量かつ一眼レフカメラに迫る画質がユーザーの支持を集めていると考えられる。

唯一堅調なミラーレス一眼

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