意外とおススメなのが旧型ノンフライヤー
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旦那様がエンジニアなら、まずこの本を与えて様子を見てみましょう |
さて、フィリップスのノンフライヤープラス。調理器具として便利なことは、これまで申し述べてきた通りですが、男の子的観点から言っても化学の実験機材のようでワクワクしてきます。世の中の奥様方は、そこを重点的に攻めるのがよろしいでしょう。
新型のノンフライヤープラスも発売当初に比べると随分安くなってきました。いまヨドバシカメラで買うと2万4600円前後で、10%還元付き。
ここで、ちょっと悩ましいのが、旧型のノンフライヤー「HD9220/27」が1万7000円程度で売られていることです。機能的に妥協できるなら旧型でも十分いけます。
新型との違いは、温度設定の範囲とタイマーの設定時間です。旧型の温度設定は200~80度に対し、新型は200~60度。そして旧型のタイマー設定時間は最長30分、新型は60分。
旧型でも30分を超えて調理したければ、もう一度スタートボタンを押せばいいわけですし、タンパク質が熱変性を始める60度台からカバーしている新型はさすがですが、80度でも低温調理の美味しいところは味わえます。
問題はバスケットです。新型は焦げ付きにくく、分解式で洗うのも簡単でよろしいわけですが、旧型はそうではない。しかしラッキーなことに、このバスケットはオプションとして売られており、旧型のノンフライヤーと互換性があるので、差し替えて使えます。お値段5000円程度。旧型ノンフライヤーと合わせて買うと、だいたい2万2000円くらい。微妙に安いわけですね。
私自身はどうかというと、旧型でもいいからやっぱり欲しい。何か材料を買って帰り、適当に入れてスタートボタンを押すと、そこらの居酒屋でも敵わない美味しいおつまみが出てくるという、夢のような機械でした。まだ試してみたいことはいくつもあります。設置場所を用意して、導入の構えだけはしておきたいと思います。
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著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)
1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ
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