レイヤーさんは、レンズの方向に気が付いている
フレーミングの関係で、撮影時にある程度レンズを上下させることはよくあるが、露骨に局部に合わせるのは、ルールにあるようにNGだ。また、被写体のレイヤーさん側から見ると、撮影者のレンズの方向は意外と分かりやすく、どこを撮影しようとしているかすぐに気が付く。
ここでは、黒田みこさんのふとももに装着してもらったソニーのアクションカメラ「HDR-AS30V」からの動画も使って、その確認をしてみよう。
黒田みこさんのふともも位置にソニーのアクションカメラ「HDR-AS30V」を装着し、撮影者側の様子を撮った映像。ビデオ映像を見ると、撮影者のレンズの向きの変化が分かる。被写体のモデルさん側は、撮影者がどの辺りを狙って撮影しているのか、実はよく把握しているのだ |
"参加者"としてルールやマナーを守り
熱中症にも気をつけて楽しもう
駆け足気味となったが、撮影時のマナー・ルールと、意識しておくといい点を記してきた。カメラ単体による撮影は、天候に左右されるため厳しいシーンが多くなるが、PCやスマホの使いこなし同様、設定をアレコレ考えると上達しやすい。合わせて、マナー・ルールを守って撮影すれば、モデルとなるレイヤーさんにもカメラマンにも理想的な楽しい環境となるはずだ。
コミケは参加型イベントであり「お客様」の概念はない。各自の意識で今後が決まるといっても過言ではないだろう。それゆえにカタログには守るべきことが詳細に記載されている。
特に、コスプレエリアは拡大された一方で、マナー・ルールについては危なっかしい印象もある。「ちょっとだけならいいよね」「これくらいなら大丈夫」といった意識が積み重なって規制が厳しくなったり、縮小されたりする可能性は多いにあるので、頭の片隅に置いてコミケを楽しんでほしい。