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Handpressoと組み合わせて、外でも美味しいエスプレッソが飲める?

コーヒーのために6時間で77度保温の「山専ボトル」を買う

2014年05月14日 17時00分更新

文● 四本淑三

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火を起こさずお湯を得る方法を考える

 自動車生活者なら、シガーソケットを使って車内でお湯を沸かす方法があります。が、自転車生活者は、基本的にもらうしかありません。コンビニでカップラーメンを買い、それにお湯を入れるふりして、こっそりハンドプレッソのタンクにお湯を注ぐ、といったような……。最近やけに美味いコーヒーを100円で展開しているコンビニチェーン各社様のテリトリーで、それをやるには相当な抵抗があります。

実はhandpresso自身もカーバッテリーで使うエスプレッソマシーン「HANDPRESSO AUTO E.S.E.」を売っています

 次に思い至るのがアウトドア用品の利用。キャンプや山登りをされる皆様なら、屋外でお湯を沸かす方法や、そのための優れた器具をいろいろご存知でしょう。火を起こしてお湯を沸かす方法は、どうやっても風との戦いになる。そしてケトル、コンロ、燃料、風よけ部材と装備が細分化してゆく。

 それはそれで楽しいはずですが、自転車走行時は、風が吹いているとそれだけで体力を消耗するわけです。そうして消耗した休憩タイムに、また風を呪うハメになるというのは、あまりに悲しい。できれば「疲れた!」「ぷしゅっ!」「じゃ帰る!」みたいなレスポンスが望ましいわけです。

 そこで考え方を変えます。エスプレッソ1杯、量にして30ml程度。カップや器具を温めるにしても、お湯は100mlもあれば足りるはず。そのくらいなら燃料を使わなくても、電池でどうにかなりませんか?

 というので「電池湯沸し器」みたいな製品を探してみましたが見当たらない。じゃ、自分で作りますか? ということで、1gの水を1度上昇させるのに必要なエネルギーは1calであり、100mlの水を沸騰させる電力は……なんて計算をしているうちに嫌になってきて、いいことを思いつきました。

 我が国には、世界に誇る最高レベルの熱保存装置があるんです。

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