SST-ST75F-P
負荷が低下する途中のデータロードなどがなく、同じ負荷をかける「AIDA64」の「System Stability Test」時も、12Vグラフにブレが出ているが、変動幅は0.192Vと小さく、最小値はしっかり12.000V出力を維持している。さすが5年近くモデルチェンジせずに店頭に並び続けているロングセラーモデルといったところだろう。
SilverStone「STRIDER PLUS」シリーズには、600Wモデルの「SST-ST60F-PS」もあるが、「SST-ST75F-P」との差額は1000円前後と小さい。コストパフォーマンスを考えると、やはり「SST-ST75F-P」がイチオシ。
最も効率のいい50%負荷になるPC構成は、どうしてもハイエンドよりになるので、ハイエンドGPUビデオカードの搭載や年内に登場する予定の次期LGA2011「Haswell-E」の8コア/16スレッド(最大TDP130~140W)を視野に入れている人などはアリだろう。
SS-650KM3
6製品のなかで最も高価になるSeasonic「Xseries KM3」シリーズの「SS-650KM3」は、各電圧グラフが安定しており、「AIDA64」の「System Stability Test」実行中にいたっては、3.3/5/12V出力が横一線の状態になっている。
各出力の最小値は3.312V、5.040V、12.000Vと文句なしで、変動幅も12Vで0.096Vと小さくなっているのは、さすがGOLD認証&安定性に定評あるSeasonicといったところだ。
RM650(CP-9020054-JP)
Corsair「RM」シリーズの650Wモデル「RM650(CP-9020054-JP)」は、真打ち登場といった感じのテスト結果で、グラフは3つのテストともかなり綺麗なフラット状態になっている。
3.3Vがアイドル時でも3.296Vになっており、メモリーにも負荷をかける「AIDA64」の「System Stability Test」でグラフが荒れ気味になっている点が気になるが、PCパーツが主に使う12Vは、Seasonic「SS-650KM3」と同様に安定しており、変動幅も0.096Vと同じになっている。
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