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春の電源祭り! マシン構成に最適な電源ユニットを探す ― 第3回

一度は手にしたいハイエンドな1000W出力&PLATINUM電源

2014年04月03日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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 80PLUS BRONZEからGOLD認証まで、電源ユニット6製品を紹介してきたが、ここからはハイエンドな出力1000W&80PLUS PLATINUM認証の電源ユニットを紹介しよう。

 80PLUSで最も変換効率が高いのは、電源ユニットの総出力が50%の時なので、1000W出力の電源ユニットでは500W前後時が高効率となる。各種PCパーツの省電力化が進んでいる現状では、このクラスの出力が必要になるPC構成は少ない。

 高出力な電源が必要になるのは、LGA 2011プラットフォームに、TDPが200WクラスのNVIDIA「GeForce GTX 780 Ti」や、AMD「Radeon R9 290X」といったハイエンドGPUビデオカード、さらには各種拡張カードなどの搭載やマルチGPUを構築している場合だろう。

 そしてXeonを使ったマルチCPUマシンなど、こだわりのハイエンドマシンを考えている人は、負荷20%時の低負荷作業中も、GOLD認証の負荷50%時と同じ90%の変換効率になっているPLATINUM認証の1000Wクラスを視野に入れるのもアリだろう。

 PLATINUM認証を取得した大出力の電源ユニットはGOLD認証に比べて少ないが、価格は1000Wで2万円台中盤からとGOLD認証の800~1000W製品とは5000~1万円程度の差額。手が出せなくもない額になっているのがポイントだ。

PLATINUM認証の1000W電源はコレ!!

 PLATINUM認証取得の電源ユニットは、総数でも251台とかなり少なく、出力1000Wクラスとなると10製品程度だ。すべてを試したいところだが、今回は3万円アンダー&最新モデルの2製品をチョイスしている。

 1台目は静音性を重視したPCケースメーカーとしてすっかり定番になっているFractal Designの「Newton R3 Smart Modular 1000W White」(FD-PSU-NT3W-1000W)だ。

PCケース内部を魅せるMODマシンにもグッドなホワイトボディのFractal Design「Newton R3 Smart Modular 1000W White」(FD-PSU-NT3W-1000W)
スペック
型番 Newton R3 Smart Modular 1000W White
(FD-PSU-NT3W-1000W)
定格出力 1000W
80PLUS認証 80PLUS PLATINUM
+3.3V 20A
+5V 20A
+12V 80A
-12V 0.5A
+5VSB 2.5A
サイズ(W×D×H) 150×165×86mm
MTBF
(平均故障間隔)
10万時間
保証期間 3年間
実売価格 2万5000円前後

 Fractal Designは80PLUS認証を取得している電源ユニットが16台と、鉄板メーカーと比べて少ないが、「Newton R3 Smart Modular 1000W White」は、1000W出力で実売価格2万5000円前後と1000Wでは最安クラスの価格になっている。

24ピンATX電源ケーブルなどは本体に直結されているセミモジュラータイプを採用。奥行きは165mmと、PLATINUM認証の1000Wクラスでは最もコンパクトになっている

 価格だけでなく、ハイエンドGPUのビデオカードも安心なシングルレールの12V出力に、セミモジュラータイプの各種電源ケーブルや大型PCケースに最適な700mmと長い24pinATX電源ケーブルの採用など、しっかり作り込まれている。

PCケースも手がけるメーカーだけあって、長さの違うSATA電源ケーブルなど、ケーブルは使い勝手が考えられている。フラットタイプ採用なのもポイントだ

 2台目は、デザインや拡張性にこだわったPCケースでおなじみのAntecが販売する「HCP-1000 Platinum」だ。

PLATINUM認証を取得した1000W出力のAntec「HCP-1000 Platinum」。実売価格は2万9000円前後になっている
スペック
型番 HCP-1000 Platinum
定格出力 1000W
80PLUS認証 80PLUS PLATINUM
+3.3V 25A
+5V 25A
+12V1 40A
+12V2 40A
+12V3 40A
+12V4 40A
-12V 0.8A
+5VSB 3.5A
サイズ(W×D×H) 150×190×86mm
MTBF
(平均故障間隔)
10万時間
保証期間 7年間
実売価格 3万円前後

 Antecの最新電源ユニットとなるPLATINUM認証を取得した「HCP-1000 Platinum」は、NVIDIA SLIやAMD CrossFireXなどのマルチGPUも難なくカバーする4レールの40A 12V出力を備え、各種電源ケーブルにはフルモジュラータイプを採用。

フルモジュラ―タイプを採用。12Vの系統は4系統で、各40Aの大出力になっている

 さらに、これらのコネクター形状には、将来のマザーボードに対応したという20+8ピンや8ピンを2つ並べた16ピンコネクターを+12V系統に使用。将来的に規格が拡張され、コネクターの変更にも対応可能としている。PCパーツでは異例といえる7年間の保証期間とあいまって、長~く使い続けられることは確実だろう。

 また超ハイエンドを組み上げるひとにオススメな独自機能を搭載している。それが電源ユニット連結機能の「OC Link」だ。Antecの80PLUS PLATINUM認証電源ユニットの「High Current Pro」シリーズを「OC Link」ケーブルで連結することで、2台の電源ユニットを合計した大出力が供給可能になる。マルチCPUに、「GeForce GTX TITAN 」の4Way-SLIなど、規格外のモンスターマシンの電源供給も余裕だろう。

電源ユニット連結機能「OC Link」用コネクター。「High Current Pro」シリーズ同士を連結することで規格外の大出力を実現できる

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