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どこでも使えるエプソンダイレクトのオールインワンPC「Endeavor PT110E」を検証! 第5回

ゲームが快適に遊べるか「ドラクエX」や「FFXIV」などのベンチマークをチェック

フルHDの21.5型オールインワン「Endeavor PT110E」のゲーミング性能を検証

2014年04月24日 11時00分更新

文● 高橋量

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内蔵GPUでも十分な3D性能

 3Dゲームを快適にプレーするためには高性能なGPUが必要だ。Endeavor PT110EはCPU内蔵のGPUを利用するため、グラフィックス性能はそれほど高くないと考えている人もいるだろう。だがCPUのBTOオプションとして用意されているCore i7/i5/i3プロセッサは、中規模クラスのゲームなら問題なくプレーできる「インテル HD グラフィックス 4600」を内蔵している。

 性能的には最新GPUに遠く及ばないものの、2~3年前のエントリークラス向けGPUに匹敵するパワーを持っているのだ。ちなみにCPUにCleleron 2950Mを選ぶと、GPUはやや性能の劣る「インテル HD グラフィックス」になってしまう点に注意したい。

Endeavor PT110E」で選択可能なCPUの種類
Core i7-4702MQ Core i7-4600M Core i5-4300M Core i5-4200M Core i3-4000M Cleleron 2950M
動作周波数 2.2GHz 2.9GHz 2.6GHz 2.5GHz 2.4GHz 2GHz
コア数/スレッド数 4/8 2/4 2/4 2/4 2/4 2/2
グラフィックス インテル HD グラフィックス 4600 インテル HD グラフィックス 4600 インテル HD グラフィックス 4600 インテル HD グラフィックス 4600 インテル HD グラフィックス 4600 インテル HD グラフィックス

「GPU-Z」による内蔵GPUの詳細情報

 総合的な3D性能を計測する「3DMark」を試してみたところ、Direct X9相当の性能をテストする「Ice Storm」で「53455」と十分な結果が出ている。国内のオンラインゲームはDirect X9の機能中心で作られている場合が多いため、主要なゲームなら問題なくプレーできるはずだ。ただしDirect X10相当の「Cloud Gate」では「6538」、Direct X11相当の「Fire Strike」は「736」とスコアは控えめ。海外の大作系3Dゲームをプレーするには厳しいかもしれない。

「3DMark」のベンチマーク結果

 Direct X9の性能を詳細に計測する「3DMark Vantage」でも、1064×768ドットのパフォーマンスモードで十分な結果となった。スコアを個別に見ていくと、CPU関連のテストで非常に高い結果が出ていることがわかる。試用機ではクアッドコアのCore i7-4702MQを搭載しているため、CPUの処理能力によって描画性能が底上げされているのかもしれない。

「3DMark Vantage」のベンチマーク結果

 BTOオプションで選択できるCore iシリーズのCPUはすべて「インテル HD グラフィックス 4600」を内蔵しているが、CPUそのものの処理能力やメモリー容量によってベンチマークのスコアは変わってくる。ゲームのプレーを考えているならCPUにはCore i5以上、メモリー容量は8GB以上を選択したほうがいいだろう。

エプソンダイレクト株式会社


(次ページ「オンライン3Dゲームでも快適に遊べる性能」へ続く)

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