鉛筆と「ローラーボール替芯」との二刀流で使う
筆者がミミック・パシフィックを予約購入した信頼文具舗のウェブページには、初代ミミックも今回のミミック・パシフィックにもすぐに装着できるドイツ製の「ローラーボール替芯」が紹介されていた。
万年筆系の明るいブルーインクを採用したローラーボール替芯は、LAMYの「サファリ万年筆」とほぼ同じくらいの比較的太い文字がスラスラと描ける。基本的に少し太いMサイズ好みの筆者には最適筆記サイズの替芯だったようだ。
鉛筆が入るミミック・パシフィックの本体軸内部の深さは実測で70mm前後、キャップ内部の奥行きは約55mmなので、先ほどのショートサイズのローラーボールカートリッジなら、予備を含めてミミック・パシフィックにはギリギリ2本は入りそうだ。
短くなった鉛筆とローラーボール替芯のダブルデッカー(2階建)装填を目論んだ場合、鉛筆が70mm以下の短さになれば、ミミック・パシフィック1本に、鉛筆と極めてスムースな書き味のローラーボールの二刀流を装着して持ち歩けることになりそうだ。
ただ文字を書くだけのためなら鉛筆だけ持って歩けばことは足るだろうし、昨今なら100均ショップに行けば、いくらでも便利に使えるシャープペンシルは売られている。
しかし、こだわりのある鉛筆にはチョット違うユニークな鉛筆補助軸を使ってみたい。そんな思いで、普通の鉛筆なら通販で450本近くが買えそうなミミック・パシフィックを衝動買いしてしまった。
不思議と後悔はまったくない。短くなった鉛筆に取り付けたミミック・パシフィックを見て、手のひらの上で親指と人差指でクルクル回していると、それだけで極めて気持よく幸せな気分になってくる。ミミック・パシフィックは“健身球”のような存在だ。
クラシカルなイメージのミミック・パシフィックはべっ甲柄という極めて個性溢れる筆記具なので、どちらかと言えば新し過ぎない周辺アイテムとの相性がよさそうだ。
ベストマッチなアイテムを探す楽しみと共に、新たな散財をしてしまう楽しい危険も一杯だ。ミミック・パシフィックは、今のところ、ほとんどが予約完売状態。入手希望の方には是非予約することをおすすめする。
今回の衝動買い
アイテム:ミミック・パシフィック
価格:信頼文具舗にて1万1500円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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