実際に撮影してみると
デジカメに近いのは……無い?
続いてのチェックはキヤノンの一眼レフデジカメ「EOS 70D」との撮影比較。4機種ともオートで撮影し、一番デジカメに近い写真が撮れた機種をリードと見る。
4枚を比べてみると、これまた難しい。70Dで撮影した写真だけ、さすがに色味も自然だが、AQUOS PHONEの3枚は非常に似た写真となっており、70Dと比べると、カーテンとカラースポンジの色がかなり違うことがわかる。AQUOS PHONEの3枚はカーテンが緑っぽい。またスポンジの色が鮮やかだ。若干明暗の違いがあるものの、その差もわずか。これも引き分けとしたい。
スペックどおりに
どのAQUOS PHONEも暗所は得意そう
暗所でも同じ被写体を撮影して比較する。150ルクス前後なので、飲食店よりは明るいが、オフィスのような精密作業ができる明るさではない、という照度だ。撮影は引き続きオートで、フラッシュは使わない。
今度の結果ではかなり70Dに近い写真になった印象だ。AQUOS PHONEの3機種はF値も1.9で共通、暗所の撮影にはかなり力を入れているので本領発揮といったところではないだろうか。ただし、ZETAはウサギの人形が緑っぽいので、まず脱落。
残り2機種を見てみると、70Dより明るすぎるのが気になるが、大きな差は無い。この2機種は引き分けで同率1位としよう。
3機種でインカメラ勝負!
これだけではまだ勝敗はつけにくい。今度はスペック表で差のあったインカメラで撮影比較をしてみよう。ソフトバンクのAQUOS PHONE Xxはインカメラの位置も下側にあり独特だ。これでちゃんと撮れるのか? 同じ位置から人形を撮ってみた。
思いのほか似ている写真になった。ただし実はAQUOS PHONE Xxは被写体が近すぎて、さらに10cm離れて写真を撮っている。かなり他の2機種に近いとはいえ、下から撮影しているせいか、被写体に影がかなりできてしまった。
さらに言うと、AQUOS PHONE Xxは撮影時に上下逆にして撮影してもいいとアドバイスが表示される。インカメラが下にあるという、やや特殊なレイアウトだけにひと工夫入れているというわけだ。しかし若干スムーズな撮影は損なわれたの確か。というわけで、ZETAとSERIEを引き分けとして2機種が1位となった。
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