その3
サインイン時にユーザーを選択できるようにする
Windows 8では、最後にサインインしたユーザーが記憶され、次回起動時にもそのユーザーでサインインしようとする。従来のWindowsでは、ユーザーアカウントを複数作成している場合は、選択画面が開いたのだが、Windows 8ではほかのアカウントを利用するにはサインアウトするしかない。
どうしても起動時にユーザーアカウントを選択したいなら、「User List Enabler」をインストールしよう。従来通り、利用するユーザーを選択できるようになる。
その4
完全にシャットダウンする
Windows 8.1では、「高速スタートアップ」という休止状態とシャットダウンの中間のような機能が搭載されている。通常の操作でシャットダウンすると、システムの状態がHDDに保存され、電源が切れる。起動する時は状態を継承して、時間を短縮するのだが、XPユーザーにとっては気持ち悪い挙動に見えるかもしれない。
完全にシャットダウンするなら、PC設定の「保守と管理」から「PCの電源を切る」を選択すればいい。毎回、完全にシャットダウンするなら、コントロールパネルの「電源オプション」から「高速スタートアップ」機能を無効にしよう。
その5
ブラウザーのタブ機能を無効にする
IE6を使い続けた人にとっては、ブラウザータブ機能などしゃらくさいものなのかもしれない。そんな人は、タブ機能をなくしてしまおう。Windows 8の標準ブラウザーはIE10なので、「インターネットオプション」の「全般」からタブ機能を無効化できる。
ただし、Windows 8.1では標準でIE11を搭載しており、タブ機能を止められなくなった。設定でポップアップを常にウィンドウで開き、リンクを開く際は「現在のタブまたはウィンドウ」にしておけば、従来に似た使い勝手になる。タブを見たくないんだ!という頑固な人は、Firefoxがオススメ。こちらもバージョン23からタブ利用が基本となったが、拡張機能「Hide Tab Bar With One Tab」を入れれば、シングル表示の際にタブを出さないようにできる。
その6
ローカルアカウントで利用する
Windows 8.1のインストール時に何となく設定していると、マイクロソフトアカウントでサインインしてしまうことだろう。とはいえ、Windows 8.1でもWindows 8までと同様、ローカルアカウントで運用することもできる。ただし、ローカルアカウントで運用する場合、Windows 8PC同士での情報の同期などは行なえないので注意しよう。
「PC設定」から「アカウント」を開き、利用しているマイクロソフトアカウントの「関連付けを解除する」をクリック。パスワードの認証を行なった後、従来のようにユーザー名とパスワードなどを設定できる。
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