その7
お金をかけずにDVDビデオを再生する
Windows 8/8.1では、標準機能でDVDビデオを再生できなくなった。Windows 8.1 Pro PackもしくはWindows 8.1 Media Center Packが必要になる。無印エディションのユーザーがDVDビデオを観るなら、フリーソフトを活用しよう。
一番手軽なのが「VLC media player」だ。シンプルながら、DVDを含む多くの動画を再生できる。邪魔な広告などもなく、日本語にも対応している。
その8
リボンUIを無効化する
Windows 8.1のエクスプローラーには、Officeに先行採用されていたリボンUIが搭載されている。従来のUIで利用したいなら、「Ribbon Disabler for Windows 8」をインストールしよう。
その9
どうしてもXPそっくりの画面にする
できるならXPそのもののUIにカスタマイズしたい!という人にお勧めなのが「Back to XP for 8」(マグノリア)。市販ソフトで、価格は2980円。しかし、30日間の試用期間を用意しているので、ぜひ試して欲しい。インストールするだけで、スタートボタンから壁紙までXPそのままに変化する。この手軽さと安心感は市販ソフトならでは。Microsoft Office用のツールも備えており、XPと同時代のOffice2003風のUIにしてくれるのも凝っている。Windowsキーを押すと、スタートメニューが表示されるので、XPユーザーは満足するだろう。モダンUIのスタート画面を表示するにはチャームから操作するか、ショートカットキーを活用しよう。XP信者であれば、気に入ること請け合いだ。
その10
Windows 8.1ならではの設定をオフにする
Windows 8.1ならではの動作を無効にしておけば、違和感を感じることも減る。例えば、デスクトップの隅にポインタを動かすとチャームが表示されたり、最近使ったアプリにアクセスできる。これが面倒なら、「画面隅でのナビゲーション」設定を変更しよう。
Windows 8.1搭載PCを起動すると、まずはロック画面が開く。従来通り、パスワードを入力する画面が直接表示したいなら、レジストリを修正する。レジストリを修正する際、操作を間違えるとPCが起動しなくなることもある。あらかじめバックアップを取り、自己責任で操作して欲しい。
まずは、レジストリエディターを起動し「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows」を開く。新たに「Personalization」キーを作成し、その中に「NoLockScreen」という「DWORD(32bit値)」を作成する。その値を「1」にすれば完了だ。
ウィンドウを画面の端に移動すると全画面や半分のサイズで表示されるエアロスナップ機能が邪魔なら、「ウィンドウの管理を簡単にします」設定からオフにできる。「その4」で紹介したように、高速スタートアップをオフにするのもいいだろう。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。
この連載の記事
-
第2回
PC
Windows 8.1は本当に良いんだって! XPユーザーの10のギモンを解消! -
第1回
PC
そのPCは大丈夫? Windows XPを使い続けてはいけない10の理由 -
PC
Windows XPはもう危険! Windowsアップデート虎の巻 - この連載の一覧へ