Windows XPのサポート終了を受け、最新のWindows 8.1に移行しようと検討している人は多いだろう。しかし、今更人に聞けないギモンがネックになっているかもしれない。そこで、今回はWindows XP/Vista/7ユーザーがWindows 8.1導入を検討する際に出てくる10のギモンを解消しよう。
Q1:今使っているソフトを使い続けられる?
A1:基本的に問題なく使い続けられる
Windows 8.1は、システム的に見ると7のマイナーバージョンアップのような感じになっている。そのため、Windows 7で使っていたソフトは問題なくWindows 8.1で動作する。Vista用のソフトもほとんど動作するはずだ。
XPのソフトも動作することが多いが、トラブルを起こすこともある。そんな時は、「互換モード」を利用する。実行ファイルのプロパティにある「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックして、プルダウンメニューからOSを選べばOK。これで駄目なら下の「設定」でディスプレー関係のカスタマイズを行なう。よくわからないなら、「互換性のトラブルシューティングツールの実行」をクリックして、推奨設定を調べればいい。
ただし、Windows 8.1の64ビット版では16ビット動作のアプリケーションは利用できない。とはいえ、かなり古いアプリのインストーラーなど一部例外をのぞき、今時16ビットアプリを利用していることはほとんどないだろう。
Q2:今使っている周辺機器を使い続けられる?
A2:基本的に使い続けられるが一部使えなくなる場合も
Windows 7で使っていた周辺機器は基本的に使い続けられる。「Windows 8 アップグレード アシスタント」を利用して、チェックしよう。使っているソフトや周辺機器の互換性を確認してくれる。また、Windows Vistaの周辺機器も問題ないだろう。しかし、あまりに古い機種や特定の機器は無理な場合もある。そんなときはメーカーのホームページから最新のドライバーをダウンロードしてみる。それでも駄目なら、ドライバーの再インストールで「自動検索」を選択してみる。それでも駄目な場合は、諦めた方がいいかもしれない。
上級者であれば、ドライバーに含まれる.infファイルを編集して、OSのバージョンチェックを回避することも可能。これは、周辺機器によって対処法が異なるので、自信のある人はネットで情報をチェックしてみよう。
Q3:タッチパネルじゃないPCでも利用できる?
A3:普通のディスプレーでももちろん利用できる
Windows 8.1はタッチ操作に特化したUIを採用しているが、タブレット専用OSというわけではない。そもそも、発売されている半分以上のPCがタッチ非対応モデルだ。今まで通り、キーボードとマウスで利用することもできる。タッチ対応モデルは指やペンで操作できるが、こちらもキーボードとマウスを接続して使える。
一時期、ドスパラが通常の液晶ディスプレーにかぶせてタッチ操作ができるようにするキットが発売されていたが、今は取り扱っていないようだ。
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