検証環境は?
今回は時間の制約が厳しく、270の比較対象を調達する十分な時間が確保できなかった。そのため前回Radeon 280Xレビューの時に使用したGeForce GTX 760のテスト結果を参考記録として比較していく。検証機材の構成は以下の通りだ。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i5-4670K」(3.4GHz) |
マザーボード | ASUSTeK「GRYPHON Z87」(Intel Z87) |
メモリー | Crucial「BLT2K8G3D1608ET3LX0」(PC3-12800 DDR3L 8GB×2) |
ビデオカード | SAPPHIRE「R9 270 2G GDDR5 PCI-E DVI-D/DVI-D/HDMI/DP DUAL-X WITH BOOST & OC VERSION」(Radeon R9 270) GeForce GTX 760(リファレンスカード) |
SSD | Intel SSD 335「SSDSC2CT240A4K5」(240GB) |
電源ユニット | オウルテック「AU-850PRO」(850W、80PLUS GOLD) |
OS | Windows 8.1 Professional 64bit版 |
グラフィックドライバー | Catalyst 13.11 Beta 9.2 GeForce 331.40(Beta) |
フルHD解像度なら最高画質設定でも十分遊べる
ではベンチマークの結果をざっくりとチェックしよう。一番手は「3DMark」だ。
GTX760には負けてしまったが、本来GTX760は1ランク上の270Xや280が相手をすべきGPU。負けてしまうのは当然の話。ただFire Strikeで約5000ポイントというのは、2万円ゾーンのGPUとしては平均的~やや良好な印象だ。
続いては「トゥームレイダー」に内蔵されたベンチマークモードでの性能を比較。画質は一番重い“Ultimate”を使用している。
さすがに重量級ゲームをWQHD(2560×1440ドット)で遊べる程のパワーはないが、フルHD解像度なら最高画質設定でも十分遊べるパワーが出ることを示している。ただ、実際遊ぶなら画質設定をもう1段落とした方が快適だろう。
「トゥームレイダー」はやや荷が重い印象だったので、今度は軽めの「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」を使う。公式ベンチ「キャラクター編」を使い、画質は「最高品質」、フルスクリーンモードでのスコアを比較する。
スコアの傾向は他のテストと同じ。GTX760には勝てないものの、同ゲームなら最高画質でも十分快適に遊べるものであることがわかる。
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