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サムスンの「GALAXY Note 3」と 「GALAXY Gear」に触りまくり!

2013年09月11日 19時30分更新

文● 平澤寿康

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GALAXYシリーズと連携する
腕時計型デバイス「GALAXY Gear」

 サムスンがIFA 2013に合わせて発表した新製品として、もうひとつ注目を集めていたのが、Buletooth 4.0でGALAXYシリーズと接続して活用する腕時計型デバイス「GALAXY Gear」だ。見た目は、まさに腕時計そのもの。サイズは136.8×56.6×11.1mmと、やや大きめの腕時計といった感じ。実際に腕に付けてみても、サイズの大きさからか、かなりの存在感がある。重量は73.8gで、腕に付けていても特に重いとは感じなかった。

 搭載されているディスプレーは、320×320ドットの1.63型有機ELパネル。この画面に、時計を表示したり、GALAXYシリーズと連携してメールやメッセージ、電話の着信通知を表示したりできる。また、GALAXY Gearに搭載されているマイクとスピーカーを利用して通話もできる。GALAXY Gearを耳に近づけて通話するというのは、回りからみると滑稽に見えるかもしれないが、スマホ本体をカバンに入れている時の着信に応答する場合などには重宝するかもしれない。

 スリープからの復帰は、側面にあるボタンを押すが、基本的な操作は、スマホ同様に画面をタッチして行なう。左右や上下にスワイプしての画面切り替えや、2本指でのピンチイン、ピンチアウトでの表示画像の拡大縮小など、アクションはスマホとほぼ同じなので、戸惑うことはない。タッチ操作のレスポンスも十分にスムーズで、特に不満は感じなかった。

GALAXYシリーズの周辺機器として発表された腕時計型デバイス「GALAXY Gear」

GALAXY Note 3など、GALAXYシリーズとはBluetooth 4.0で接続される

腕に付けてみた状態。サイズは136.8×56.6×11.1mmと、腕時計として見ると、比較的大きい

画面は、320×320ドットの1.63型有機ELパネルを採用。画面自体は小さいが、文字などの視認性は十分

アプリの切り替えや操作は、上下、左右のスワイプで行なう

表示される文字は、場合によってはかなり小さくなるが、視認性自体は悪くない

 GALAXY Gearには、アプリも豊富に用意されている。スケジュールの確認やボイスメモなど、単体でもなかなか幅広く活用できる。そして、バンド部分に取り付けられている190万画素のカメラを利用し、静止画や動画の撮影も可能。撮影データを取りだしての画質確認はできなかったが、GALAXY Gearの画面内で確認した限りでは、ちょっとしたメモ程度であれば十分活用できそうだ。

 そして、サードパーティー製のアプリも充実している。中でもLINEのアプリが当初から用意されており、GALAXY Gear側でメッセージの確認などが行なえるのは、なかなか魅力的だ。

基本のアプリは、左右にスワイプしながら1つずつ切り替えていく。アプリ数が多いと、目的のアプリを探し出すのに少々苦労しそう

バンド部分には190万画素のカメラを搭載しており、カメラアプリで撮影が可能

このように、画面を見ながら写真屋動画を撮影できる

撮影できる写真のサイズは2種類用意されていた

撮影した写真や画像は、ギャラリーアプリで閲覧可能。ピンチ操作で拡大縮小もOK

GALAXY Gearの各種設定は、スマホの設定アプリ「Gear manager」で行なう。GALAXY Gearの表示言語も、こちらから変更できる

アプリのインストールや削除などの管理もGear managerで行なう

サードパーティー製アプリも豊富に用意されており、今後も追加される予定

このようにLINEアプリも標準で用意されており、GALAXY GearでLINEのメッセージの確認などが行なえる

Gear managerには、GALAXY Gearを容易に見つけられるように、GALAXY Gearから音を出す機能も用意。置き場所を忘れた場合などに便利だが、Bluetoothが届く範囲内でしか使えない

 カラーバリエーションは、白や黒、オレンジなど豊富に用意されている。内蔵バッテリー容量は315mAhとそれほど多いわけではないが、1日は十分に使えるとのこと。一般的な腕時計と違い、毎日の充電が欠かせないと思われる点はやや面倒かもしれない。本体にはmicroUSB端子はなく、充電は専用のアダプターを使って行なう。

白や黒といった定番カラーだけでなく、オレンジやイエローなどポップなカラーも用意されている

 機能や使い勝手は、腕時計型デバイスとして想定の範囲内という印象ではあるが、GALAXYシリーズを、より便利に活用するグッズとしては、十分な魅力を備えていると感じた。対応機種は、今回発表されたGALAXY Note 3に加え、GALAXY S4、GALAXY S III、GALAXY Note IIでも今後Android 4.3 へのアップデートに合わせて利用可能になる予定。もちろん、日本でも10月以降に発売を予定しているので、対応するGALAXYのユーザーは要チェックだろう。


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