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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 ― 第215回

USB 3.1が発表、USB 3.0からなにがどう変わる?

2013年08月12日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/

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 7月から8月にかけて、USBとSerial ATAの両方が最新の規格を発表した。まず7月31日にUSBの標準化をつかさどるUSB-IFがUSB 3.1を、そして8月8日にはSerial ATAの標準化団体のSATA-IOがSATA Revision 3.2をリリースしている。

USB2.0をさらに高速化したUSB3.0規格のケーブル。色も黒から青に変更された。はたしてUSB 3.1ではどうなる?

 そこで、USB 3.1とSATA3.2について説明していきたい。まず今回はUSB 3.1である。

USB 3.1で転送速度がさらに向上

 御存知の通りUSB 3.0はまずまずの立ち上がりを見せており、当初の価格のプレミアもほとんどなくなって来た。ただUSB 3.0の仕様策定は2008年で今から5年ほど前になる。

 さすがにそろそろ後継規格の必要性がある、というのは実際にUSBフラッシュメモリーなどでは既存のUSB 3.0の帯域を使い切っているケースがあるからで、またインターフェースとしてもそろそろ次の規格が必要という声はあった。

 こうした動きを受け、今年1月にUSB-IF(USB Implementers Forum)の中で、さらにUSB 3.0の開発を推進するUSB 3.0プロモーターグループは、次世代の規格は10Gbpsの転送速度になることをアナウンスしており、登場は時間の問題だったといえる。

次世代のUSB規格は10Gbpsの転送速度になると発表した。これはCOMPUTEX TAIPEI 2013におけるUSB-IFの資料から。1月のCES、そして4月に台北で開催されたIDF Beijing 2013でもやはりアナウンスがあった

 そのUSB 3.1であるが、まだ発表されたばかりとあって、色々不明確な点が多いが、既存のUSB 3.0との違いを説明していきたい。まずロゴである。下にある左の画像がUSB 3.0のロゴマークであるが、USB 3.1のロゴマークと思しきものはその右になる。

USB 3.0のロゴマーク。USB-IFのプレスキットにある画像を縮小したものUSB 3.1のロゴマーク。USB-IFのプレスリリースより抜粋

 もっともこのロゴにある“SUPERSPEED+”という名称が一般的になるかどうかはハッキリしない。というのは、USB 3.1の仕様書を読むと、“SuperSpeedPlus”という名称が正式なUSB 3.1モードにおける動作を示す状態だからである。ただマーケティング的には“SUPERSPEED+”の方がわかりやすそうである。

 ちなみに仕様書においては、他にEnhanced SuperSpeedなる言葉も出てきている。まとめると以下になるようだ。

USB3.1における動作モード
SuperSpeed USB 3.0での動作
SuperSpeedPlus USB 3.1で追加された動作
Enhanced SuperSpeed USB 3.0もしくはUSB 3.1での動作

 そのSuperSpeed+であるが、最大の違いは転送速度の倍増である。ところが、これに関しては元々の説明がまず間違っているうえ、倍以上に速度が増えているというややこしい話になっている。そこでUSB 3.0からまず話を始めたい。

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