実はあとちょっと横浜散歩の話。前回の散歩が終わり、日が暮れ、じゃあ夕飯でも食べるぞ、と一緒だった友達に連れて行かれたのが、港の見える丘公園の近代文学館前から階段を降りたあたり、新山下にある「活魚 千葉屋」ってお店。魚屋さんと一体化した、魚屋さんがやってるお店である。
だからいうまでもなく魚が旨い! 刺身、フライ、西京焼きなどなどいろんな魚料理を堪能いたしました。もうたまらんです。
あ、もちろんここはお店紹介やグルメ記事のコーナーではありません。這いつくばって猫に近づけ、であります。
実は、そのこじんまりとしたお店にはいると、いきなり猫が出迎えてくれたのである。猫がいるお店なのだ。
まあ猫居酒屋じゃなくて、単にお店で飼っている猫がいるというだけで、猫カフェ的なものを期待して行くお店じゃありません。
ただその中に1匹、めちゃ人に慣れててお客さんの膝に乗りたがる「膝猫」がいたのだ(冒頭写真)。
いやあもうほんとに油断するとすぐ乗ってくるくらいの膝好き。中には猫好きじゃないお客さんもいるわけで、そういう客に追っ払われると、じーっと脇で乗りたそうな顔をして待つ始末。
お、じゃあ私の膝にも乗ってもらおう、ってことで、猫の近くの椅子に移動し、膝をポンポンと手で叩いて呼んでみたら、「乗っていいなら行くよ」って顔をして、とことことやってきたのだ。なんて素晴らしい。
そうなったら、カシオの「EXILIM EX-ZR1000」の出番である。猫を膝にのせたまま空いている手でZR1000を取りだして準備をする。
なぜZR1000か。なぜなら液晶モニターが180度回転して、自分撮りができるのだ。その上このカメラ、自分撮りモードにすると、モーションシャッターで撮れるのである。これがいいのだ。
モーションシャッターとは何か。
それは画面上の動きを検知して、自動的にシャッターを切ってくれる機能。だから自分でシャッターを押す必要がなく、猫を撫でてるからシャッター押してる場合じゃないっすよ、って時でも大丈夫なのだ。
まずは下の自分撮り時の写真を見てほしい。
画面に「手のひら」アイコンが出てるのがわかると思う。そのアイコンの前で手を振ればカメラがそれを検知してモーションシャッターが作動し、2→1→0と画面上でカウントして、撮影してくれるのである。2秒セルフタイマーになるので、ちょっと余裕があるのがいい。
で、空いている方の手をレンズの前でひらひらさせてモーションシャッターを作動させて撮るのだ。これなら膝猫も撮れる!
実は、ZR1000は膝猫自分撮りカメラだったのだ。
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