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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第294回

カシオの「EX-ZR1000」は最強の膝猫撮りカメラだった!

2013年03月08日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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「活魚 千葉屋」には膝猫がいたのであった。一緒に行った友達の膝にちょこんと乗っかったので、横からOM-Dで撮影(2013年2月 オリンパス OM-D E-M5)

「活魚 千葉屋」には膝猫がいたのであった。一緒に行った友達の膝にちょこんと乗っかったので、横からOM-Dで撮影(2013年2月 オリンパス OM-D E-M5)

 実はあとちょっと横浜散歩の話。前回の散歩が終わり、日が暮れ、じゃあ夕飯でも食べるぞ、と一緒だった友達に連れて行かれたのが、港の見える丘公園の近代文学館前から階段を降りたあたり、新山下にある「活魚 千葉屋」ってお店。魚屋さんと一体化した、魚屋さんがやってるお店である。

 だからいうまでもなく魚が旨い!  刺身、フライ、西京焼きなどなどいろんな魚料理を堪能いたしました。もうたまらんです。

 あ、もちろんここはお店紹介やグルメ記事のコーナーではありません。這いつくばって猫に近づけ、であります。

お店に入った途端、この小さな猫がお出迎え。でもさほど他人慣れしてるわけではなく、このあとお客さんが増えてきたら奥に引っ込んじゃいました(2013年2月 オリンパス OM-D E-M5)

お店に入った途端、この小さな猫がお出迎え。でもさほど他人慣れしてるわけではなく、このあとお客さんが増えてきたら奥に引っ込んじゃいました(2013年2月 オリンパス OM-D E-M5)

 実は、そのこじんまりとしたお店にはいると、いきなり猫が出迎えてくれたのである。猫がいるお店なのだ。

 まあ猫居酒屋じゃなくて、単にお店で飼っている猫がいるというだけで、猫カフェ的なものを期待して行くお店じゃありません。

 ただその中に1匹、めちゃ人に慣れててお客さんの膝に乗りたがる「膝猫」がいたのだ(冒頭写真)。

 いやあもうほんとに油断するとすぐ乗ってくるくらいの膝好き。中には猫好きじゃないお客さんもいるわけで、そういう客に追っ払われると、じーっと脇で乗りたそうな顔をして待つ始末。

 お、じゃあ私の膝にも乗ってもらおう、ってことで、猫の近くの椅子に移動し、膝をポンポンと手で叩いて呼んでみたら、「乗っていいなら行くよ」って顔をして、とことことやってきたのだ。なんて素晴らしい。

 そうなったら、カシオの「EXILIM EX-ZR1000」の出番である。猫を膝にのせたまま空いている手でZR1000を取りだして準備をする。

 なぜZR1000か。なぜなら液晶モニターが180度回転して、自分撮りができるのだ。その上このカメラ、自分撮りモードにすると、モーションシャッターで撮れるのである。これがいいのだ。

 モーションシャッターとは何か。

 それは画面上の動きを検知して、自動的にシャッターを切ってくれる機能。だから自分でシャッターを押す必要がなく、猫を撫でてるからシャッター押してる場合じゃないっすよ、って時でも大丈夫なのだ。

 まずは下の自分撮り時の写真を見てほしい。

左手でZR1000を持ち、右手に持った「オリンパス XZ-2」で撮った自分撮りモードの様子。モニタが180度回転してこっちを向いていることと、中央に大きな手のひらアイコンがあるのがわかると思う。この手のひらがミソ

左手でZR1000を持ち、右手に持った「オリンパス XZ-2」で撮った自分撮りモードの様子。モニタが180度回転してこっちを向いていることと、中央に大きな手のひらアイコンがあるのがわかると思う。この手のひらがミソ

 画面に「手のひら」アイコンが出てるのがわかると思う。そのアイコンの前で手を振ればカメラがそれを検知してモーションシャッターが作動し、2→1→0と画面上でカウントして、撮影してくれるのである。2秒セルフタイマーになるので、ちょっと余裕があるのがいい。

 で、空いている方の手をレンズの前でひらひらさせてモーションシャッターを作動させて撮るのだ。これなら膝猫も撮れる!

膝の上で寛いでる猫を撫でながらモーションシャッター。暗い室内だけど、自分でシャッターを押さなくて済むので手ブレしづらいのもいい(2013年2月 カシオ EX-ZR1000)

膝の上で寛いでる猫を撫でながらモーションシャッター。暗い室内だけど、自分でシャッターを押さなくて済むので手ブレしづらいのもいい(2013年2月 カシオ EX-ZR1000)

 実は、ZR1000は膝猫自分撮りカメラだったのだ。

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