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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第294回

カシオの「EX-ZR1000」は最強の膝猫撮りカメラだった!

2013年03月08日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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近づきすぎだろうと暗すぎだろうと
結構うまく撮れちゃう

 膝猫のみならず、人なつこすぎてこっちに近づきすぎてむしろ撮りづらい距離になっちゃったよな猫を撮るときもOK。

 たとえばこんな風に左手で猫の首筋を撫でながら右手でカメラを持ち、モーションシャッターで1枚。

塀の上にいた猫。首筋を撫でている間にモーションシャッターしてみた(2013年2月 カシオ EX-ZR1000)

塀の上にいた猫。首筋を撫でている間にモーションシャッターしてみた(2013年2月 カシオ EX-ZR1000)

 手で持って自分撮りするとどうしても片手がふさがっちゃうので大変である。そんなとき、超小型の簡易三脚がひとつあると角度を調整できるのでもっと撮りやすくなる。

ZR1000にマンフロットの「797 modopocket」を装着してみた。これは超小型でつけっぱなしにもできるので便利。旧製品であるが、現行製品としては「Pocket三脚」シリーズがある

ZR1000にマンフロットの「797 modopocket」を装着してみた。これは超小型でつけっぱなしにもできるので便利。旧製品であるが、現行製品としては「Pocket三脚」シリーズがある

 こんな感じでテーブルにセットし、自宅で「かふか」を自分撮りしてみた。

 かふかを抱え、かふかの手をひらひらと動かしてモーションシャッターを動かしてみたのだ。かふかが手招きしてるんじゃありません。私がかふかの手を動かしているのです。

かふかを抱えて膝猫自分撮り。カウントダウンの時にAF補助光が光るので「あの光はなんだ?」って顔でカメラ目線をしてくれたのがラッキー(2013年3月 カシオ EX-ZR1000)

「かふか」を抱えて膝猫自分撮り。カウントダウンの時にAF補助光が光るので「あの光はなんだ?」って顔でカメラ目線をしてくれたのがラッキー(2013年3月 カシオ EX-ZR1000)

 モーションシャッターモードになってると何度でも動きを検知するたびに撮影してくれるのもいい。何枚も撮った中で、猫がカメラ目線をしてくれたのを選んでみた。

 最後は浅草の猫カフェ「きゃらふ」から。

 席に座った私のすぐ横にクロネコがやってきてちょこんと座ったのである。そうなったらZR1000の出番。テーブルにZR1000を置いて、ちょっと距離があったので猫が大きく写るようセットして狙ってみたのだ。

テーブルにさっとセットしてモーションシャッターである。モーション検知の場所は移動できるので、ちょっと横にずらしてみた

テーブルにさっとセットしてモーションシャッターである。モーション検知の場所は移動できるので、ちょっと横にずらしてみた

 そしたら暗い店内なので感度が目いっぱい上がってしまったのだけど、こんな風に撮れたのであった。これがあればひとりで猫カフェへ行っても大丈夫。ちょっと怪しいかもしれないけど……。

ソファーの黒猫をアップで。ちょっとびっくりした顔してます。テーブルをうまく使えば、手ブレの心配もなし(2013年2月 カシオ EX-ZR1000)

ソファーの黒猫をアップで。ちょっとびっくりした顔してます。テーブルをうまく使えば、手ブレの心配もなし(2013年2月 カシオ EX-ZR1000)

 いやあ、実はこのカメラ、猫撮りに向いてそうだったのでカシオから借りたのだけど、まさか膝猫にも使えるとは思わなかったし、カシオの開発陣も、膝猫撮りカメラとして勧められるとは思わなかったに違いないですよ。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイ ン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを探す日々。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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