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「Endeavor NY2300S」ロードテスト 第3回

エプソンダイレクトの14型PCはどれだけ使える?

Endeavor NY2300SのSOHO利用を考える

2013年01月24日 22時00分更新

文● 林 佑樹

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 第1回第2回では、ハードウェアのスペックをチェックしてきた。ベンチマークにしても発熱傾向にしても、価格以上の実績を持つコストパフォーマンスが高い機種だとよくわかっていただけたと思う。とくに半据え置きとして運用する場合は、十分なスペックだし、ゲーミングよりはオフィスなどの作業を前提とすると、余力がありすぎるほどだ。というわけで今回は、アプリケーションからEndeavor NY2300Sの活用を考えてみよう。

Endeavor NY2300S。低価格ながら使い勝手のいいノートに仕上がっている

ファイル共有にはSkyDriveやDropboxを活用

 クラウドサービスがすっかり定着したことと、種類が増えたことで、ファイルのやり取りはローカル上だけでなく、オフィスと出先間でのやり取りも用意になった。Endeavor NY2300Sは持ち出しもOKなノートPCなので、SkyDriveやDropboxといったクラウドサービスを利用しつつ、ローカル上ではWindows標準の共有機能を利用するのが理想的ともいえる。

Modern UI上からSkyDriveにアクセスできるが、ビジネスでの使い勝手を考えると、デスクトップUI用のアプリのインストールがオススメ

Modern UI上ではサムネイルベースでの視認が容易。状況に応じて使い分けるのが正解ともいえる

 中でもSkyDriveはWindows 8のあちこちで使用するLive IDと紐付けされているため、Windows 8にログインした時点で利用可能になる。Modern UIからアクセスできるのも特徴だ。ストレージ容量は25GBと多く、MS Office系ファイルのやり取りであれば、ストレージ残量を気にする必要もない。ベーススペックがしっかりしていれば、アプリのレスポンスがよく、ストレスにならない。回線やクラウドサービス側の速度も影響してしまうが、巨大なファイルはローカル経由としておけば、同期速度はさほど気にならないだろう。

SkyDrive専用アプリをインストールしているところ

インストールが完了したところ。SkyDrive専用のフォルダーが作成され、そこでファイルの同期が行える

付箋も共有しよう

 Windows 8の標準アプリではないが、インストールしておくと業務面でのやり取りが楽になる「PNote」を紹介しよう。付箋をネットワーク経由で相手のデスクトップUIに貼り付けられるというもので、SOHOレベルであれば、IPアドレスを固定した状態が多いと思われるので、メモのやり取りが容易になるだろう。なお日本語にも対応しており、言語ファイルをダウンロードして追加すれば、PNoteの日本語化ができる。

見た目は普通の付箋だが、ネットワーク機能に対応しているため、インストールしておくとなにかと重宝する。見落としてほしくない情報を送るのに適しているのだ

Endeavor S シリーズ NY2300S(スタンダードモデル)の主な仕様
CPU Core i5-3210M(2.50GHz、ターボ・ブースト時最大3.10GHz)
メモリー 4GB(DDR3 1600MHz)
チップセット モバイルインテル HM76 Express
グラフィック インテル HD グラフィックス4000(CPUに内蔵)
ストレージ HDD 500GB(5400rpm)
ディスプレイ 14インチ(1366×768ドット表示)
光学ドライブ DVDスリムスーパーマルチ
通信機能 1000BASE-T、IEEE802.11b/g/n
バッテリー駆動時間 約7.6時間
OS Windows 8 64bit
サイズ/重量 幅350×奥行き235×高さ32~38mm/約2kg
直販価格 4万9980円(バリューモデルは3万4980円)

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