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「Endeavor NY2300S」ロードテスト第2回

エプソンダイレクトの14型PCはどれだけ使える?

リーズナブルなEndeavor NY2300Sは使い勝手もいいぞ!

2013年01月17日 11時00分更新

文● 林 佑樹

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 PCは価格相応というのもある。たとえば高級機に位置するモバイルノートPCは、価格相応の使い勝手があるが、反対に低価格帯のPCはというと「妥協」する局面に出くわすことが多い。ただし、その部分は本体のサイズによって、ときには裏返る。14型以上の場合、筐体内スペースに余裕があるだけでなく、排熱構造も構築しやすく、また据え置き前提といった場合はさらに仕上がりがよくなっているケースが多い。

Endeavor NY2300S。天板はとてもシンプル。ステッカーなどを貼ってデコりたくなってくる

 さて、Endeavor NY2300Sは14型に属する。持った感覚は“ちょっとでかい”なのだが、携行できなくもない。しばらく触っているとわかるが、オフィス内や家屋内を移動するプチモバイルを前提にした据え置き型で、筐体の大きさを利用した排熱効率の良さや大型排気ファンによる静音性がみえてくる。

キーレイアウトをチェック

 まずキーサイズは横14mm×縦14.5mmで、キーは平面でなくわずかに凹んでいる。キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.4mmで、価格帯からするとガチャガチャせず、とても打鍵しやすい仕上がりになっている。キーレイアウトは、フルサイズキーボードではなく、イメージとしては11.6型のものに近い。A~Zなどの主要キーは横14mm×縦14.5mmだが、右端の「キー」キーなどは細長くなっている。

 またエンターキーも同様に細長の設計で、このあたりは好みのわかれるところだろう。また独特の配列だとわかるのは、キーボード右末端部だ。縦にHomeキー、PgUpキー、PgDnキー、Endキーが並んでいる。他メーカーを見てみると、同配列を採用しているのは、LenovoのIdeaPadシリーズがある。いわゆるキーボードレイアウトからすると異質だ。だが、意外と慣れると楽……というか、タッチパッドを使用せずにWebブラウズ時に画面をスクロールできるため、エンターを押す位置が毎回微妙に異なるという人でなければ、意外とアリなレイアウトだ。

11.6型にあるような変則キーサイズを採用しているが、パームレストが大きいのもあり、打鍵はとてもしやすい

オフスイッチ付きのタッチパッド

 タッチパッドは横83mm×縦50mmで、クリックボタンは独立している。真っ平らではなく、一定間隔で小さな隆起があり、指の滑り具合はとてもよい。またカーソル移動だけでなく、タップによる操作や左端をフリックでチャーム呼び出し、右端をフリックでタスク切り替えにも対応している。指先大以上の接点がある場合は、カーソルが反応しない機能もあり、キー入力中にカーソルが動いたり、誤タップしたりもないと手抜きがない。

横83mm×縦50mmのタッチパッド。クリックボタンも雑な作りではなく、このあたりの作りはハイエンド機に近い

 タッチパッド左上にはオフスイッチが用意されている。据え置き環境の場合は、マウスを使用することもあるための配慮だ。ソフトウェアでオフにするよりも圧倒的に手間が少なく、いつもの場所に戻ったらマウスを接続して、オフスイッチを押すだけなのはとても楽だ。

気になる発熱はどう?

 据え置き機としてノートを運用する場合、必然的に駆動時間が長くなり、筐体が持つ熱や騒音もチェック対象になる。そこで発熱する部分を確認するために、PCに負荷をかけるテストツール「Prime95」を2時間ほど回して体感をチェックしてみた。

 結果からいえば、キーボード面左端部分がほんのりと暖かくなるくらいで、ストレスを感じるぬるさには到達しなかった。背面についてもキーボード面左端部分の裏側が熱を持つが、こちらも気になる熱を持たなかった。14型のサイズからすると、膝上での作業シーンは限られるため、いずれにせよ気にする必要はないレベルだといえる。また高負荷時の騒音は皆無といってよく、側面にある大きな排気スリットと低速ファンで排熱が追いついているようだ。

Prime95を2時間回して熱をもった部分に色をつけてみた。厳密には半角/全角キー周辺もわずかに熱を持つのだが、キーの隙間から排気もされているため、その冷風によって不快な温度にならないよう調整しているものと思われる。なお8時間以上駆動させた場合は、パームレスト側も熱の伝導によって少し暖かく感じるだろう
左側面にある大型の排気スリット。厚みがある分、大型のヒートシンクとファンを搭載しやすく、静音設計ができた形だ
Endeavor S シリーズ NY2300S(スタンダードモデル)の主な仕様
CPU Core i5-3210M(2.50GHz、ターボ・ブースト時最大3.10GHz)
メモリー 4GB(DDR3 1600MHz)
チップセット モバイルインテル HM76 Express
グラフィック インテル HD グラフィックス4000(CPUに内蔵)
ストレージ HDD 500GB(5400rpm)
ディスプレイ 14インチ(1366×768ドット表示)
光学ドライブ DVDスリムスーパーマルチ
通信機能 1000BASE-T、IEEE802.11b/g/n
バッテリー駆動時間 約7.6時間
OS Windows 8 64bit
サイズ/重量 幅350×奥行き235×高さ32~38mm/約2kg
直販価格 4万9980円(バリューモデルは3万4980円)

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