前回は長期間・長時間用途に耐えるかどうかの耐久テストをお伝えした「Endeavor NP31S」。薄くて小さく、置場所に困らないのが見た目からも伝わってくるのだが、実際にカオス空間である編集部で設置を想定してみた場合はどうなるかを確認していこう。
おさらいとして、Endeavor NP31Sは幅20×奥行き154×高さ173mm(突起部除く)の大きさで、光学ドライブほどの大きさだと思っておくとよい。またはA5サイズのシステム手帳よりひと回り小さいといったサイズ感になっている。
気楽における魅力が炸裂だ!
上記しているが、幅20×奥行き154×高さ173mm(突起部除く)なのでちょっとした隙間に押し込めてしまえる。付属のスタンドは幅75㎜なので、スタンドを装備した状態で設置できれば、エアフローを考慮してもOKだ。スタンドを装備した場合は、棚の上に置いたり、隙間に設置したりといった運用になるため、意外と置く場所は広がらない印象だったが、横面積は極狭なので書類やファイルホルダーが多いデスク向けだろう。
スタンドオフの状態ではさらに設置の自由度が高まる
Endeavor NP31Sは、スタンドを外した状態では平置きが可能になるため、いろいろな隙間に押し込むことができるし、何かの上に載せておくことも容やすくなる。注意点は吸気と排気のスペースを確保すること。本体を立てた状態だと、下から吸気し、上に排気という仕様なので、天地を把握してから設置するとよいだろう。それでは設置パターンを見ていこう。
何かと小回りが利くEndeavor NP31S
さまざまな設置パターンをチェックしてきたが、いずれの場合もUSB端子が前面に2つ、背面に4つある点が強みになる。ワイヤレスマウスとワイヤレスキーボードを用意しても、USB×4の環境を維持できるため、周辺機器の接続を気にしなくても済むからだ。デスク上は、有限であまり広いとはいえず、Z軸を利用した収納テクが基本だが、やはりPC本体の置場所は常々ネックになっている。オフィスソフトやWebブラウザ、メールソフトを使う程度の用途であれば、Endeavor NP31Sのパフォーマンスはまったく問題ない。その上で、省スペースに貢献してくれるだろう。
注意:本記事では、エアフローを考えた上での様々な設置を紹介していますが、メーカーが認める設置環境通りとは限りません。室温や動作状況によっては正常動作しない可能性もありますので、実際に試される場合は、まずはご自身の環境にて検証を行なって下さい。
試用機の主な仕様 | |
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CPU | E1-1200 APU(1.4GHz) |
メモリー | 4GB |
チップセット | AMD A45 FCH |
グラフィック | Radeon HD 7310(CPUに内蔵) |
ストレージ | HDD 250GB(5400rpm) |
OS | Windows 8 64ビット |
サイズ/重量 | 幅75×奥行き154×高さ199mm(スタンド付・突起部を除く)/約0.76kg(スタンド含む) |