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熱処理が見た目から不安なEndeavor NP31Sは長時間負荷に耐えるのか?

Prime95と段ボールで!「Endeavor NP31S」を24時間負荷試験

2013年02月14日 11時00分更新

文● 林 佑樹

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 A5サイズのシステム手帳よりもひと回り小さく、外付け光学ドライブと大差のない大きさと薄さのネットトップPC「Endeavor NP31S」。オフィス利用からすると、2012年末に登場したIntelの小型PCフォームファクター「NUC(Next Unit of Computing)」よりも極省スペースPCであり(ケースの種類にもよるが)、家庭からすると気軽における設置できるPCだ。

 幅20×奥行き154×高さ173mm(スタンド別、突起部除く)の中に、AMD製E1-1200 APU(1.4GHz)を搭載し、CPU内のグラフィックスはRadeon HD 7310。Windows エクスペリエンスインデックスのゲーム用グラフィックスが5.8という、ロースペック機とは思えない処理性能が魅力的だ。過去の記事にある通り、がっつりゲーミングできるというよりは、GPGPU中心。動画再生やパワポ、PhotoshopなどのGPU支援で光ってくれるのだ。

薄くて小さい「Endeavor NP31S」

熱処理が見た目から不安なEndeavor NP31Sは長時間負荷に耐えるのか?

 Endeavor NP31Sは、上記の通り厚さ20mmとスリムで、その中にPCの基本パーツがすべて組み込まれている。なんとなく見たとしても、発熱や耐久性が気になるという人は多いだろう。とくにオフィス運用の場合は長時間駆動が前提だし、PC周辺に何もなく通気性のいい状態が必ずしも維持できるとは限らない。どちらかといえば、書類に埋もれたり、スリムな形状がゆえに棚の端っこに設置するというケースのほうが多いだろう。

「Endeavor NP31S」はとにかく薄い。それでも、前面にはUSB2.0端子×2、背面にはDVI-I端子や有線LAN、USB2.0端子×4を搭載しており、拡張性は確保されている。

 Endeavor NP31Sのエアフローは下から上に流れるシンプルな設計で、ファンが内蔵されている。また縦置き時はスタンドが用意されているため、周辺に書類などがあっても一定量のエアフローがあり、意外と熱方面への心配は少なく済む。ただ筐体が狭いため、基本的に温度は高めで不安だという人も多いハズだ。さらにスタンドを外した場合は横置きにも対応する。この場合は左から右(置き方によってはその逆)へ抜けるエアフローになるが、周辺にスペースを確保しておく必要があり、設置場所を少し考えてしまう。といった設計になっているが、実際に試してみないとわからない。

「Endeavor NP31S」は下から吸気して上から排熱の設計。いわゆる煙突効果を重視している。またファンを内蔵し、スタンドで本体下部に隙間を作ることで冷却性能を確保している

 というわけで、負荷ツール「Prime95」と「FURMARK」を同時に走らせて、Endeavor NP31Sに対して、CPUとGPUのロードを100%の状態にし、かつメモリにも負荷をかけ続ける状況を作って、約12時間の負荷チェックを実行した。

 Prime95とFURMARKともに、デフォルトの状態でスタートさせている。過度の負荷であるのは間違いないが、極端な負荷でないようにするためだ。また計測日は天気予報で雪とあり、その通りに筆者宅周辺では雪を観測する寒さだった。室温が20度以上にならなかったため、今回は段ボールで囲んだ状態での計測になっている。段ボール内部温度は26~28度となかなかいい温度状態。夏場であれば、省エネオフィスの設定気温だ。

上記の通り、室温が低くなりすぎたため、段ボールで厳しい状況を用意することになった完全に密閉ではなく、少し熱の逃げ場を用意してみた。密閉した場合は、下記のCPU温度からしても長時間の負荷は無理だと判断したため。またそんな状況にするケースは少ないだろうというのもある
吸気についても微妙な隙間を用意。こんな感じでフルタワーPCの上に置いた「Endeavor NP31S」の負荷チェックがスタート

注意:本テストは完全な密閉状態にしないなど注意した環境で行なっていますが、メーカーが認める設置環境通りではありません。同様の行為を行なった結果に伴ういかなる損害も、筆者/ASCII.jp編集部/メーカーで補償できないことをご了承ください。



エプソンダイレクト株式会社

(次ページ、「換気のできるオフィスなら連続稼働OKか」に続く)


 

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