厚さ7.6mmで重量112gと薄化/軽量化
厚さ7.6mmで重量112gと薄化/軽量化にも成功している点もチェックポイントだろう。最近のスマートフォンのトレンドでもあるが、スペックアップをしながらiPhone 4Sの厚さ9.3mm/重量140gからのスリム化に成功した形だ。
また細かい外観でいうと、表面と裏面の末端部の丸みが異なっており、表面のほうが丸みが大きく設計されている。これは純粋に親指で操作するときに、突き刺さる感覚を軽減するためだろう。であれば、表面と裏面は同じ丸みでいいものだが、触れている部分をよく見てみると、裏側(つまり手の平)部分はそれほど動かないのに対し、表側(親指の付け根周辺)はよく動く。iPhone 5を裏返した状態でもって親指を動かしてみると、微妙に突き刺さった感触がある(人によってはイヤな印象を受けるだろう)。
その軽減のため、表と裏で微妙な違いを作っているようだ。その加工もあってか、とても手に馴染む感覚を得られるだろう。ただ運ぶために持つ場合は、裏表関係なく持ち心地は同じなので、Appleらしい設計だといっていい。
傷を避けたいなら、保護フィルムの利用をオススメ
気になるのは、iPhone 5が薄くなったからか、従来シリーズの厚みに慣れすぎたからなのか、どうも手からすっぽ抜けやすい。しばらく利用していると無意識に回避できるようになるのだが、購入直後は注意しておいたほうがいい。
ジャケットを装着すると傷への心配が減るのだが、厚さがiPhone 4/4Sに近づくためか、妙に持ちにくいと感じた。ブラック&スレートは傷が目立ちやすいため、なるべくきれいに使いたい心理は分かるのだが、ジャケットではなく保護フィルムを選んでみるのも手のひとつ。
カバー類を装着した時にデカすぎと感じた場合は、ジャケットよりも保護フィルムを推奨したい。なお、筆者は撮影のために一時痛化状態を解除し、ジャケット装備で持ち運んでいたが、あまりに持ちにくいため、ふたたび痛化している。
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