「Apple A6」にスペックアップしたSoCと1GBメモリー
iPhone 5が搭載するSoC(System on a Chip)は「Apple A6」で、従来の「Apple A5」と比較して2倍速くなったとAppleサイト上にある。正直にいえば「うん、速くなったね!」であり、スマートフォンはすでに生活に密着し始めているもので、今まで以上にストレスなく動作してくれる点を覚えておけばいいと判断している。
なお「“5年目”を次のステージに導く『iPhone 5』―誰もが予想できなかった魅力を備えて堂々デビュー」でベンチマークスコアは掲載済みなので、興味がある場合は、そちらを確認してもらいたい。
スペックでいえば、Apple設計/サムスン生産、CPUとしては1.2GHzのデュアルコア、性能でいえば新iPadに搭載されているA5Xと同等の性能を得ている。グラフィックス面での強化のほうが体感しやすく、3Dゲームや写真の加工処理(アプリの仕上がりにも影響されるが)で、もたつきや待ち時間によるストレスが軽減されるだろう。それは、発表会でおなじみの3Dゲームデモで伝えられた通りといってもいい。Apple TVへのAirPlayミラーリングを介して、ゲームを大画面テレビに出力することも可能だ。
メモリーのほうが注目されているといってもよく、搭載メモリーはDDR2-1066、容量は1GB。iPhone 4Sと比べると2倍になっている。気が付くとアプリが立ち上がりまくっていることが多いので、もっともナイスなアップデートといってもいい。アプリの速度やウェブサイトの表示など、あらゆる面でメモリー増加の恩恵を感じられる。
分かりやすいのは、iPhone 4Sのウェブレンダリング速度と比較してみることだ(後述のアンテナ強化も参照)。比較記事で掲載予定だが、これは店頭でもチェックできるため、迷っている人は試してみるといいだろう。
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