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Retina対応、Win8快速動作の「Parallels Desktop 8」

2012年09月12日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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「Windows 8」サポートで最新環境を活用できる!

 Parallels Desktop 8の新機能の目玉は、ゲストOSとして「Windows 8」(製造候補版/Release To Manufacturing)、「OS X Mountain Lion」を正式にサポートしたこと。10月26日にWindows 8の製品版が発売されたら、そのまま最新の環境に移行できるわけだ。Windows 8の新しいユーザーインターフェースに抵抗があるという方なら、ゲストOSとしてバックグラウンドで起動しておき、必要なソフトのみ呼び出せる「Coherence」モードを利用すれば、快適にWinodws 8用最新ソフトを操作できる。

ゲストOSとして「Windows 8」「OS X Mountain Lion」をサポート。当然Windows 7も動作する

「Windows 8」(製造候補版/Release To Manufacturing)であれば、配布元からISOファイルを自動的にダウンロードし、インストールを実行してくれる。ユーザーがやるべきことは数回ボタンをクリックするだけだ

 Coherenceモードでは、Mission ControlにおいてWindows 8の全画面アプリケーションを個別に表示できるほか、Launch Padに任意のソフトの追加/削除が可能だ。Mountain Lionの通知機能にも対応しており、ゲストOSして動作しているWindows 8内のメッセージが統合されて通知センターに表示される。

Mission ControlにおいてWindows 8の全画面アプリケーションを個別に表示できる

Launch PadにゲストOSのソフトを登録できる

Launch Padへの追加/削除は手軽に行なえる

 また、ホストOS側のSafariにInternet Explorer起動用のボタン(以下、IEボタン)を追加可能で、ワンクリックでゲストOS側のIEを起動できるようになっている。IEボタンはSafari用のプラグインとして用意されており、ゲストOSごとの「構成」で「オプション」ペインを開き、「アプリケーション」にある「Webページ」で「Windowsで開く」を選択すると自動的に追加される。たとえば、業務などでIEのみ対応している社内ポータルなどにアクセスする際に便利だ。

ホストOS側のSafariに、Internet Explorer起動用のボタンがプラグインとして追加される。このボタンをクリックするだけで、最後に利用していたInternet Explorerが自動的に起動する

ゲストOSごとの「構成」で「オプション」ペインを開き、「アプリケーション」にある「Webページ」で「Windowsで開く」を選択すると、Safari用のプラグインとして自動的に追加される

 このほか、Mountain Lionの音声入力機能をWindowsソフト側でも利用可能となった。利用状況が把握しやすいよう、仮想マシンのディスク使用量やメモリー使用率をウインドー形式で表示できるようになった点も覚えておくといいだろう。

仮想マシンのディスク使用量やメモリー使用率をウインドー形式で表示できる

 共有機能も強化され、Mountain Lionのデスクトップから、OutlookなどWindows用メールクライアントのDockアイコンにファイルをドラッグアンドドロップするだけで、ファイルを添付可能。また、複数のWindowsおよびMacデバイスでBluetooth接続を共有できる。

USB 3.0にも対応し、最新の周辺機器を利用しやすくなっている。USB 3.0ケーブルをMacに差すと即座に認識され、ゲストOS側でも利用できるようになる

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