8月29日、パラレルスはMac OS X上でWindowsを動かす仮想化ソフトウェアの新バージョン「Parallels Desktop 9 for Mac」を発表した。
Parallels Desktopは、2006年からMac OS Xのバージョンアップに合わせて機能追加が続けられてきたソフトウェアだが、本バージョンではWindowsの使い勝手を向上させる機能が多数盛り込まれた。
その1つがオンラインストレージとの連携で、Mac OS Xで使っているiCloud、DropBox、Google Driveのフォルダに対し、ゲストOS(Windows)からアクセスが行なえる。Windows使用時には、WindowsのSkyDriveをMac側で共有することも可能だ。加えて、Windows 8のモダンアプリをフルスクリーンではなくウィンドウ表示する機能、さらにゲストOSのWindows 8にスタートメニューを追加する機能まで搭載する。
また、ThunderboltやFireWire接続のディスクをUSBデバイスのようにWindowsに接続する機能、WindowsアプリケーションからMac OS X標準のPDFプリント機能を利用する機能なども追加されたという。
Parallels Desktop 9 for Macの価格は、通常版が7900円、初回出荷限定版(4000本限定)が4900円、アップグレード版が4900円など。販売開始はアップグレード版が8月29日、初回限定版は9月6日から。今後発売予定のMac OS X Mavericks(マーベリックス)、Windows 8.1にも対応するという。