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CIOではなく、情シス受けを目指した管理ツール

重厚長大なツールにお別れを!ソーラーウィンズのIT管理

2012年06月22日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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ソーラーウィンズはエンタープライズクラスのIT管理ソフトを提供するベンダーだ。ツールの導入を決めるCIOよりも、実際に利用する情報システム部の声を活かしたという同社のツールについて、ソーラーウィンズ シニアバイスプレジデント アジアパシフィック担当ジェネラルマネージャー ダグ・ヒバード氏に会社や製品概要を聞いた。

ネットワークからストレージ、アプリケーションまで幅広く

 ソーラーウィンズは設立12年を迎えるソフトウェアベンダーで、インフラからアプリケーションまで含めたIT管理ソフトを提供している。ヒバード氏は、「20人程度の小さい規模の会社から、GMやホンダのようなエンタープライズの会社まで幅広い顧客を持っている」とのことで、幅広いユーザーをターゲットとしている。

米ソーラーウィンズ シニアバイスプレジデント アジアパシフィック担当ジェネラルマネージャーのダグ・ヒバード氏

 同社は、ネットワーク管理からスタートし、ストレージ、システム&アプリケーション、仮想化などの管理ツールを提供している。「2011年からはログ&セキュリティ、今年はモバイル管理をスタートさせた」(ヒバード氏)という。これらソーラーウィンズの製品は、複数のソフトウェアがモジュール化されている。ネットワーク管理製品に関しては、「Orion」というベーシックプラットフォーム上に、トラフィック管理やWAN/VoIPモニタリング、設定・構成管理、ユーザーデバイス管理、アドレス管理などのモジュールが載る形で構成されている。

 そして、先日リリースされたのが、死活監視とパフォーマンス管理を提供するネットワークパフォーマンスモニタリングである「NPM」である。「マルチベンダーの機器を自動的に認識し、インテリジェントなアラートやレポートを提供できる」(ヒバード氏)とのことで、アラクサラや日立電線などの国内メーカーもサポートするという。こちらもモジュール単位で、前述したモジュールと連携することが可能になる。

ネットワークパフォーマンスモニタリングである「NPM」

現場の情シスに支持されてきた管理ツール

 同社の管理ツールの特徴は、いわゆるCIOの課題解決をターゲットとする伝統的なソフトと異なり、実際に利用するIT部門の管理者に焦点を当てているという点だ。「TivoliやOpenView、JP1、CAなどは大きなフレームワークで多機能だが、高額で複雑で使いにくい。ソーラーウィンズは安価で、インストールすれば自動的に構成し、1~2時間で利用可能になる。オープンソースに比べても使いやすいし、サポート面でも優れている。情報システム部のメンバーを中心にした大規模なオンラインコミュニティも動いている」(ヒバード氏)とアピールする。

CIOではなく、情シスの管理者にフォーカス

 ユニークなのは管理ソフトウェアの一部をフリーソフトとして提供している点だ。「たとえば、Exchange管理など特定の機能をフリーツールとして提供している。フル機能を提供している30日間の評価版も用意している。すでに100万人のユーザーにダウンロードして使ってもらっている」(ヒバード氏)とのことだ。

 機能面だけ聞けば、実は他社製品に比べて真新しい機能を持っているわけではない。「弊社の管理ソフトは、特定の機能があるから使っているわけではない。課題があるのに、ほかのツールでは解決できないから使っている」(ヒバード氏)とのこと。小さい規模でオープンソースを使っている会社が導入したり、大規模な製品を使っていた会社がソーラーウィンズを導入したりといった2つのパターンがあるという。

 日本では、昨年から本格的に営業活動を開始し、丸紅情報システムズ、ミツイワ、ダイキン工業などのパートナー経由で販売を行なっている。日本語でのサポートも開始し、フリーソフト版でも日本語化対応を進めているという。

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