脅威の約18時間駆動
そんなSX2の最大の特徴は、CPUにコードネームで「Ivy Bridge」(アイビーブリッジ)と呼ばれていた第3世代Coreシリーズを採用したこと。Core i5/i7といった名前こそ第2世代のCoreシリーズである「Sandy Bridge」(サンディ ブリッジ)と同じだが、CPUに内蔵したグラフィック性能が向上し、より省電力化している(関連記事)。
特に省電力化は効果が大きい。SX1と比べると、店頭モデルの場合、Lバッテリーでは約2時間、Sバッテリーでも約1時間もバッテリー駆動時間が伸びている。これだけバッテリー駆動時間が確保されていれば、モバイラーも心強いだろう。
モデル(CPU/ストレージ/メモリー) | SX2・店頭モデル | SX2・ウェブ直販(マイレッツ 倶楽部)モデル |
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Core i5/SSD/4GB | Core i5/HDD/4GB | Core i5/HDD/4GB、Core i7/SSD/8GB (※2) |
Core i7/HDD/8GB(※2) | |
バッテリー(L) | 約19時間 | 約18時間 | 約18時間 | 約17時間 |
バッテリー(S) | 約9.5時間 | 約9時間 | 約9時間 | 約8.5時間 |
※2 マイレッツ倶楽部プレミアムエディション
バッテリー駆動時間の長さは、モバイラーだけでなく、普通の企業にとってもメリットがある。昨年に引き続き、今夏も電力不足によるピークシフトが求められている。バッテリー駆動時間が長いSX2なら、電力の消費が大きくなる昼間はACアダプターを外しておき、仕事が終わった夜に充電するといった使い方も実現可能だ。
HDDを搭載した店頭モデルを使った、各種ベンチマークの結果は以下の通り。パナソニックによれば、昨年の夏モデルと比較して、PCMark 05のスコアが店頭モデルで約1.2倍、ウェブ直販モデルで約1.3倍に伸びたという。ビジネス用途では、十分過ぎる性能を備えているだろう。