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最新スマホが次々登場 Mobile World Congress 2012レポート 第13回

GALAXY Noteとは似ているようでちと違う

LGブースの目玉は5型スマホ 4コアのハイエンド端末も

2012年02月29日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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5型の画面サイズより縦横比4:3のディスプレーが
「Optimus Vu:」の最大の特徴

 MWC 2012のLGエレクトロニクスブースで、最も目立つ場所に置かれているのは5型ディスプレー搭載の「Optimus Vu:」だ。

ディスプレーの縦横比を4:3にしたことでスマホの外観から受ける印象は、こんなにも変わるものである

 5型という画面サイズはもちろん、タッチペンで手書き入力も可能……となると、同じ韓国勢であるサムスン電子の「GALAXY Note」にぶつけてきた? と当然感じるが、実際に手に取ってみると、案外印象が異なる。その最大の理由は画面の縦横比がイマドキのスマホでは珍しく4:3であるためだ。幅は90.4mmととにかく広い一方、厚みは8.5mmと薄いので、電子手帳か電子書籍端末のような印象も受けた。

 実際に手書きでメモを入力し始めると、この4:3の縦横比が使いやすさを増してくれる感じで好印象。GALAXY Noteとはまた異なる世界を展開している注目製品であることは間違いない。

ペン先の種類を変えて、実際にいろいろと落書きをしてみた

紙の手帳よりも軽くて、そして高性能であることをアピール

電子書籍端末のような印象を受けたと本文に書いたが、実際に電子書籍アプリがインストールされていた

 通信部分はLTEにも対応し、バッテリー容量は2080mAh。32GBの内部ストレージを搭載している。画面解像度は768×1024ドット。発売はまず3月に韓国を予定している。

Android 4.0端末だが、キー類の配置はこれまでのAndroid端末と同じ

GALAXY Noteと異なり、スタイラスペンにボタンなどは用意されてなかった

LGもTegra 3搭載のハイエンド端末をリリース
8.9mmなのにバッテリーサイズは2150mAh

 LGブースの目玉はもう1つ、ハイエンドスマホの「Optimus 4X HD」がある。製品名からもわかるようにクアッドコアのTegra 3(1.5GHz)を搭載。ディスプレーは4.7型のTrueHD IPS液晶で、OSはAndroid 4.0。さらに厚みは8.9mmという薄型にも関わらず、バッテリー容量はこちらも2150mAhと巨大である。どうやら現時点ではLTE対応モデルがないのが残念だが、注目のハイスペック機である。

LGのハイエンド端末「Optimus 4X HD」

2150mAhのバッテリー容量が目立つ

背面はややザラザラっとした感じの加工がなされている

Optimus LTEと比較したところ、LTE対応の有無こそあれ、早くも最新のハイエンド端末にスペック面で差を付けられてしまった

Optimus 4X HDはAndroid 4.0らしく、右端に「最近使ったアプリ」キーが用意されている

Optimus LTEと同様にバッテリーをもう1つ同時に充電できるタイプの卓上ホルダーが用意されるようだ

 ブース内では、このOptimus 4X HDを用いて、Android用の水上レースゲームを3Dに変換。HDMI経由で3D対応テレビに出力するという一風変わったデモも行なわれていた。

通常のAndroid用ゲームを3D変換して、3D対応テレビで表示している

  Optimus Vu: Optimus 4X HD
ディスプレー 5型IPS液晶 4.7型TrueHD IPS液晶
画面解像度 768×1024ドット 720×1280ドット
サイズ 90.4×139.6×8.5mm  
CPU 1.5GHz(デュアルコア) Tegra 3 1.5GHz
(クアッドコア)
OS Android 2.3 Android 4.0
LTE対応 ×
カメラ画素数 リア:800万画素/イン:130万画素 リア:800万画素(裏面照射型)/イン:130万画素
バッテリー容量 2080mAh 2150mAh

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