2月6日、日立製作所はエントリータイプのブレードサーバー「HA8000-bd/BD10」の新モデル「HA8000-bd/BD10 X2 モデル」を発表した。データセンターやコンテンツ配信事業者など、多数のサーバーを物理的に集約してシステムを構築したいユーザー向けの製品で、Hadoopなどを活用したデータ分散処理のシステム基盤としても適しているという。
HA8000-bd/BD10 X2 モデルは、高さ5Uのベースユニット(シャーシ)に最大40台のサーバーブレードを搭載できる高密度サーバー。1ブレードあたり約1kgと軽量で、運用時の消費電力も31Wに抑える。こうしたことから、42Uのラックに最大320台ものサーバーブレードを収容できる計算だ。CPUはCore i3-2120T(2.60GHz)に加えXeon E3-1260L(2.40GHz)/1220L(2.20GHz)にも対応しており、Xeon搭載のブレードサーバーとしては業界最高クラスの集積度だという。
サーバーブレードは2スロットタイプと1スロットタイプが用意されており、2スロットタイプは2.5インチHDDを最大3台搭載できる(合計2.25TBまで)。1スロットタイプは同HDDを1台搭載可能で、最大容量は750GBとなる。両タイプともメモリスロットは2つで、最大容量は16GB(8GB×2)だ。
価格は、2スロットタイプが27万1950円から、1スロットタイプが12万9150円から。ベースユニットは12万9150円。出荷開始時期は2月17日となる。