Xeon 5600番台を搭載する新モデルが登場
4月22日、日立製作所は日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」の2プロセッサーモデル「HA8000/RS220」「HA8000/RS210」「HA8000/TS20」の3機種に、Xeonプロセッサー5600番台を搭載するモデルを追加した。4月25日から販売を開始する。
Xeon 5600番台の搭載により、現行モデルと比べて最大1.2倍のパフォーマンス向上を実現する。また、現行モデル比2倍の容量となる最大192GBのメモリ、最大8.4TBのHDDの搭載が可能となった。これらにより、データベースシステムやサーバー仮想化機能を利用した高集約なシステム環境における処理性能を向上したという。
さらに、標準添付のサーバー管理ソフトとして、これまでの「JP1/ServerConductor/Agent」だけでなく、「JP1/ServerConductor/Advanced Agent」と「JP1/ServerConductor/Blade Server Manager」が追加。従来はオプションで提供されていたシステム停止時の状況確認や強制再起動、遠隔管理などが標準で利用できるようになった。
価格は、HA8000/RS220が41万4750円、HA8000/RS210が39万3750円、HA8000/TS20が36万8550円から。
保守サービスもあわせて強化
また保守サービスも強化され、保守対応の時間帯や対象期間をユーザーニーズに応じて選択できるオプション保守サービス「サーバメンテナンスパック」をメニュー化する。
これはサーバー購入後の3年間、障害が発生した翌営業日以降の平日9:00~17:00に無償でオンサイト保守を提供する「標準3年無償保証」に追加して利用するもの。搭載するメモリ容量やHDD数によらず、それぞれのメニューを機種別に一律価格で提供する。これらにより、保守サービス体系などがわかりやすくなるとともに、ユーザーのシステム規模やニーズに最適な保守サービスが利用可能になるという。