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とある書き手の小物調査ーガジェットチェックー 第14回

萌えパンチにメガネケース!? iPhone&Androidアプリを紹介

2012年02月01日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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 スマートフォンが登場してデジタルガジェットは、アプリによる機能拡張という側面を得た。たとえばカメラ機能はただ撮るだけでなく、チルトシフトレンズ風にしたり、レトロ調にしたりできるし、TVとリンクするリモコンとしても使えるようになっている。またマイク機能を利用してICレコーダーとして利用できたり、機能拡張はまだまだ行なわれていくだろう。

 さて、ASCII.jpでは何度もiPhone&Androidのアプリを紹介しているが、世の中には鉄板アプリや便利アプリばかりでなく、ものすごく機能が限定されたアプリも多い。
 ということで、今回は編集をスルーして筆者オススメのアプリを紹介していこうと思う。使うか使わないかはもちろん自由だが、こんなアプリもあるんだなと興味を持ち、あんまり日の目を見ないアプリを探すきっかけになれば幸いだ。まずは超安定アプリの多いiPhoneから見ていこう。

町歩き好きにオススメ
古地図を持ち歩け!!

東京時層地図

作者:Japan Map Center, Inc.
価格:1900円


 デジカメやスマホを片手に町歩き。お散歩好きな人でなくても「ブラタモリ」や「ちい散歩」の影響で、ときどきお出かけしている人も多いのではないだろうか。そんなときにオススメなのが「東京時層地図」。1900円とアプリのなかでは高い部類に入るのだが、文明開化から現在までの130年の遍歴を地図で知ることができる。もちろん、GPS対応で今の場所がどう変化していったかというのもすぐにわかる。

 収録年代は、文明開化期(明治9年~19年)、明治の終わり(明治39年~42年)、関東地震直前(大正5年~10年)、昭和戦前期(昭和3年~11年)、高度成長前夜(昭和30年~35年)、そして現在。各時代は当時の地図を収録し、現在の地図にはGoogleマップを採用している。収録解像度も高く、拡大してじっくりチェックもできるため、寝転がりながら知的好奇心を満たすにもOK。

現在の俺らの街・秋葉原

高度成長期前夜の秋葉原。今はもう無い水路の存在が特徴的

文明開化期の秋葉原。ただの原っぱに近い状態だ

当時の地図の凡例が用意されているため、謎の地図記号を調べる必要もない

萌え萌えパワーでパンチをチェック

萌えぱんち

作者:UX-DESIGN TOKYO
価格:85円


 主に男児ならば年に数回は行なうであろう、格闘技中継などを見たあとのシャドーボクシング。iPhoneに搭載された加速度センサーを利用したパンチ力計測できる、シャドーのお供アプリが「萌えぱんち」だ。iPhoneを握った拳を繰り出すことで、画面上のセーラー服ツインテール少女がおしゃべりするという、とてもわかりやすくかつ、ほどよくお手軽なアプリだ。

 「ぱんち力を計る」では、カウントダウンのあとに拳を繰り出すことでスコアが表示される。センサーの仕様もあるのだが、脚から繰り出すよりも手突きのほうがいいスコアが出やすい。「しゃどーボクシング」は、拳を繰り出すとヒット数に応じていろいろおしゃべりする。ヒット数が増えるほど、なんかピンクなセリフになっていく。というだけのアプリだが、ちょっと気分を変えて運動したいという場合にオススメなのでチェックしてほしい。

「ぱんち力を計る」の画像。写真のスコアは、ちょっとアップしてから、くそ真面目にジャブをしたもの。80以上が強いパンチ扱いになる。iPhoneを握った拳が動けばカウントされるため、ジャブでもフックでもアッパーでもスコアは算出される

ちなみに形意拳の崩拳では4だった。踏み込み時の動きを計測しているためで、踏み込みなしで行なった場合は写真の通り74。ということから、ノーモーションでなるべく脱力してパンチするといいスコアが出やすいのがわかる

こちらは「しゃどーボクシング」。iPhoneを持って振り振りするだけでも、ツインテール少女がいろいろしゃべるのだが、男児ならばちゃんとシャドーすべし

「これくしょん」では入手した音声を再生できる。下にいくほど、ピンクなセリフが多い件について

色見本を持ち歩いて
色をストックしよう

カラーガイド

作者:DIC Corporation
価格:無料


 印刷業界だけでなく、同人方面でもお世話になっている人が多いであろうDIC純正アプリ。iPhone自体はカラーキャリブレーションに対応していないため、純然たる色見本としては厳しいが、雰囲気を掴むにはもってこい。また色好きな人にもオススメできるアプリだ。色情報としては、AdobeRGB、sRGB、HTML、マンセル、CMYKに対応。そのため、筆者の場合だと打ち合わせのときの色イメージ用として活用している。

 またカメラを利用して撮影したものの色の確認もできるため、この色をメモしたいという場合にも重宝する。アプリリリース当初は動作が不安定だったが、現在では安定動作になっているので、超オススメだ。

トップ画面はガイドごとに並ぶ。色系統がわかれてるので検索も容易だし、なんとなく眺めているだけでも楽しい

iPhone画面と実際は異なる(とくにAdobeRGBとCMYK)が、設定数値が表示されるため、イメージに近い色にもっていきやすい

ソフト内でのキャリブレーションにも対応。またカメラ・アルバムは撮影データからカラーピックができる

撮影した写真から色を拾っているところ。ルーペを動かして色を拾う仕組みで、画面上部のカラーチップが写真の色に合わせて変化する

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