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International CES 2012特集 第2回

有機ELタブレットが美しい 東芝がCES出展品を先行公開

2012年01月09日 15時44分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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東芝が披露したCESで出展予定のタブレット端末4種類。左上から時計回りに、有機ELディスプレー採用7.7型、アスペクト比21:9という超横長な5.1型、日本では発売中の10.1型「REGZA Tablet」、そしてUltrabook並みの13.3型

 東芝は8日、10日から米国ラスベガスにて開催される家電の展示会「International CES 2012」に先駆けて、出展するアイテムの数々を報道陣に公開した。中でも注目が集まるのは、日本でも未公開な新しい3種類のタブレット端末であろう。

5.1インチから13.3インチまで!
多彩なサイズのタブレットを投入予定

 東芝の出展物で大きな注目を集めたのは、4種類のサイズバリエーションを用意したタブレット端末である。2011年の北米市場におけるタブレット製品のシェアは、圧倒的にアップルのiPadシリーズが強かった。そこで2012年の東芝は、サイズバリエーションを幅広く用意することで、タブレット市場におけるシェア拡大を目指すという。

 今回披露されたのは、片手サイズの5.1型から、7.7型、10.1型、そして13.3型の4種類。この中で、10.1型はすでに日本市場では販売中の「REGZA Tablet」(AT700)であったが、ほかの3機種は世界初披露となる試作機ばかりだ。

 特に注目が集まったのは、有機ELディスプレーを採用した7.7型。有機ELディスプレー採用ならではの発色やコントラストの良さはすばらしく、ほかの3機種と比べても圧倒的な美しさだ。まだ製品版ではないが、厚さは8mm未満、重さは380gを目標に開発されているという。2012年の中頃には正式にお目見えするとのことだ。

夜景の発色やコントラストが素晴らしく美しい7.7型。AVプレーヤー的用途には最適か?

 手の平サイズの5.1型は、画面のアスペクト比がデジタルテレビのそれを大きく超える、「21:9」にもなるという。ウェブブラウジングの際に、横スクロールをしないで済むサイズを目指したとのことだが、まだ製品としての位置付けを検討している段階で、実際に世に出るものとは異なる可能性がある。

驚くほど横長の5.1型。いっそこのままスマートフォンにしてしまってはどうだろう?

 13.3型はテレビチューナーを内蔵する方向で検討が進められているという。北米でのタブレットは「テレビを見ながら使う」というユーセージが多いという調査に対して、13.3型はそれ自体がテレビでもあるという方向性である。言うなれば、「持ち歩けるスマートTV」志向とでも言うべきところか。

まさに「銘板」(Tabletの意味のひとつ)といった風情の13.3型。しかしデスクサイドテレビ代わりにはいいかもしれない?

 13.3型というと大きくて重いタブレット製品になるかと懸念されるが、そこはモバイルノートの軽量化にも優れたノウハウとこだわりを持つ東芝。13.3型も厚さは1cm未満、重さは1kg未満を想定しているという。

 いずれもスペック詳細や発売時期、価格等は未公表なれど、2012年は東芝からも面白いタブレットが続々と登場しそうだ。こうご期待!

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