3DMark 11 1.0.2
CPU単体の性能が確認できた所で、ここからは3Dグラフィック性能を確認していこう。まずはDirect X11世代の定番ベンチマーク「3DMark 11」(1.0.2)を使って計測してみた。
こちらは「Performance」モード、「Extreme」モードともにCore i5-2500Kより低く、特に「Physics Score」は約1割と大きく下回った。1コアあたりの性能はFX-8150のほうが低いこともあり、8コアすべてが有効に動作する環境でないと、その性能を最大限に発揮できないようだ。
LOST PLANET 2ベンチマーク
次に、実際のゲームでのパフォーマンスを確認するために、「LOST PLANET 2ベンチマーク」も計測してみた。計測した解像度は1280×720ドットと1920×1200ドットの2パターン。それ以外の設定は初期設定のままとした。
解像度1280×720ドットでは、約3%とわずかながらCore i5-2500Kより低い結果となった。一方で、1920×1200ドットではスコアが逆転し、約8%スコアが向上している。実際のゲーム環境でも高解像度のような全体的に負荷が高くなる状態では、FX-8150が活躍してくれるだろう。
約15万円でAMDプラットフォームの
ハイエンドPCが完成
今回は、AMD FXシリーズとRadeon HD 6900シリーズを使って構築する、ハイエンドPCのおすすめ構成について紹介・検証してきた。これらのパーツの合計金額は、約15万円。AMDプラットフォームとしては贅沢な構成だが、OSやキーボード、マウスを追加しても17万円前後で十分購入できる範囲だ。
CPU | FX-8150 | 約2万5000円 |
---|---|---|
マザーボード | Crosshair V Formula | 約2万4000円 |
メモリー | CMZ8GX3M2A1600C7R(4GB×2) | 約9000円 |
グラフィックスカード | R6950 Twin Frozr II OC | 約2万7000円 |
SSD | PX-128M2P(128GB) | 約1万9000円 |
PCケース | Armor A60 AMD Edition | 約1万4000円 |
電源 | STRIDER Gold SST-ST75F-G | 約1万4000円 |
光学ドライブ | BDR-S06J-BK | 約1万8000円 |
合計金額 | 約15万円 |
この価格で、動画エンコードから3Dゲームまで快適にこなす1台に仕上がっていることを考えれば、十分納得いただけるのではないだろうか。また、今回はコストよりも安定性の高いパーツを中心にチョイスしていることから、これから初めてPCを組むユーザーでも安心して使うことができるはずだ。冬のボーナスで組む1台としてお勧めしたい。
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