電アスレース部ぶちょー サクマ
ITに頼りすぎるのも良くないよネ!
SUPER GTで3度は行ってる鈴鹿サーキットだけど、(鈴鹿に限らず)F1観戦は初めて。SUPER GTではいつもプレスで参加してるから、プレスルームのモニターで状況が把握できるんだけど、今回は一般参加なので現地にいるほど“情報砂漠”というジレンマに陥りそう……。と、事前に予想していたので、イーモバ(Wi-Fi Pocket)とiPhone 4&iPad 2で完全情報武装して、イザわれらの第2コーナーC席へ。
途中で牛串だの豚串だの生ビールだのという誘惑にはすべて打ち負け、早朝の新幹線でも興奮のあまり寝るに寝られなかったこともあり、うっとり夢見心地になってきたころにスタート進行が始まった。
ふと左を見れば、お揃いの白いシャツに白い旗を力一杯振る「可夢偉応援シート」じゃありませんか! ミクZ4応援シートとは比較にならない大規模な応援シートだけど、最後までドライバーを全力で応援して少しでも後押ししたいというファンの想いには、通じるものを感じる。今週末のSUPER GT最終もてぎ戦の応援シートも熱く燃えるぜっ!
そんなこんなでスタートしたF1日本GPだけど、見た目で順位が把握できたのは10周目くらいまで。ラップダウンだのピットストップだのが始まると、もう誰が何位やら分からなくなってくる。そもそも、白いザウバーのどっちが可夢偉だっけ? ヘルメットのカラーリングで一応区別は付くけど、ちょっと目を離すとすぐに分からなくなる。
そんなとき役だったのがiPhone&iPadアプリの「F1 Timing '11 CP」。2011年度版は1200円(10月11日現在)とややお高いアプリだけれど、これがあればC席からは見えないコーナーでの抜きつ抜かれつ押さえつつといった攻防がGPSでリアルタイムに分かって超便利! あまりにも便利すぎて、可夢偉が目の前を走り抜けるときも画面に釘付けだったりしたけど。
でも、そんなITの便利さよりも見るべき、感じるべきものが鈴鹿には多くあった。F1マシンのエキゾーストノートは、SUPER GTのそれとはまた違った心地よさで、身体を芯から揺さぶるような力強い響きだった。
ウィニングランのときも、3位で年間チャンピオンを決めたベッテルが、目の前のエスケープゾーンでアクセルターンを決めてタイヤマーカーの「日の丸」を描いてくれた。おそらく可夢偉シートやバーニーシートに招待された皆さんに、そして鈴鹿に集まったF1ファンに「勇気」や「あきらめない気持ち」を与えてくれたのだろう。
そんな、IT機器の利便性だけでは拾えない、現地に居たからこそ味わえる感動こそが大事なんだ。改めて鈴鹿サーキットに、F1パイロットに、すべてのF1ファンに感謝。素晴らしい一日をありがとう。
年末にはPS VITA版とニンテンドー3DS版も発売されるぞ!
外でも家でも「F1 2011」三昧だ
ようやく待ちに待ったPS3版とXbox360版の「F1 2011」が発売された! スエオカとYK3はさっそくゲットして、睡眠時間を削って遊びまくってるのだが、ぶちょー・サクマはこれらの据え置きゲーム機を持っていない。そんなぶちょーで大丈夫か?
大丈夫だ、問題ない。ラブプラスの新作を遊ぶために買ったというニンテンドー3DSがあるので、この年末はカノジョとのデートはお預けして、F1ドライバーになるために頑張るのだという。
ゲーム好きが集まる編集部のことだから、PS VITAも発売日に手に入れているはず。誰かに借りて、PS VITA版のF1 2011を含む全プラットフォームでシリーズチャンピオンになって下克上だ、と企んでいるのだが……。
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電撃オンライン YK3
現地での生観戦が最高!
以前から観たいと思っていたF1を昨年初めて観戦し、その迫力、速さ、美しさに感動してから早1年。今年もこの地に来ることができました。
2回目なのでもうちょっと落ち着いて観られるかと思ったら、フォーメーションラップに向け、エンジンに火が入り高らかなエキゾーストノートが聞こえた瞬間、テンションはマキシマム! なんて官能的な音なんでしょうか。加えてテレビでは味わえない音量と音圧。もう「酔いしれる」という言葉しか見つかりませんね。
フォーメーションラップが終わりついにレーススタート。今回は第2コーナー付近の席だったので、スタート直後の第1コーナーの混乱を見られると思ったら、特に事故もなく全車通過しまして、ある意味肩すかしでした(笑)。どのレースも第1コーナーはたいてい何かあるので、逆に珍しかったですね。ここまでクリーンな第1コーナーは。
ちなみに、今年はベッテルの優勝がここ鈴鹿で決まるかということと、小林可夢偉がどんな走りを見せてくれるかに個人的には注目していました。ベッテルは3位ながらも手堅く2年連続ワールドチャンピオンを決めましたが、一方の小林可夢偉は不運に見舞われ13位。本人ももちろん悔しかったでしょうけど、見ている私も本当に悔しかったですね。母国GPなので、できれば過去最高位、せめて入賞くらいはと祈っていたのですが……無念。
それにしても生で観たF1、改めてマシンの美しさを実感しました。空力を極限まで追求した造形美、カラフルな色彩美、堂々と走る雄姿。たまらないです、ホントに。特にフェラーリの車体のカラーリングは単なるレッドでは言い表せない、なんとも言えない深みや輝きがあって、恐ろしいまでの存在感を放っていました。ま、アロンソの走りも毎度鬼気迫るものがあるという部分もありますが。
今年の鈴鹿はいつもよりリタイアが少なく(わずか1台!)ほとんどのマシンの走りを最後まで見ることができました(ある意味お得!?)。日差しが強く暑かったのですが、それを入れても心から楽しめましたね。予算さえ許せばまた来年行きたいと思います。
スエオカのもうひとつの目的は……
さて、筆者がクルマで鈴鹿に行った目的はもうひとつあり、今週末にツインリンクもてぎで開催されるSUPER GT 最終戦の必勝祈願のため伊勢神宮に行ってきたのである。アマテラスとかサルタヒコとか、普段は邪教の館で合体の材料にしているわけだが、このときばかりは歌姫ミクに力を! と神様たちに念を送っておいた。きっと真っ赤な跳ね馬を抑えてくれるだろう!
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