Mission Control/Launchpad/フルスクリーン表示
「OS X Lion」の最新機能をサポート!
Parallels Desktopは、実は、7月にリリース済みのバージョン6(ビルド12094)でOS X Lion上での動作に対応していた。しかし、LaunchpadにWindowsアプリケーションを追加できない、フルスクリーン表示時に一部機能が正しく動作しないなどの問題があった(FAQを参照)。
これに対して、Parallels Desktop 7ではOS X Lionに完全対応し、Mission Control/Launchpad/フルスクリーン表示といったLionの新機能をWindowsアプリケーションで使用できるようになった。
ゲストOSとして「OS X Lion」をインストール可能
前バージョンのParallels Desktopでは、Leopard ServerおよびSnow Leopard ServerをゲストOSとして動かすことができたが、サーバー版でない通常のLeopard/Snow LeopardはゲストOSとして使用できなかった。
これは、Leopard Server/Snow Leopard Serverの使用許諾契約では1台のMacに同じOSを複数個インストールすることが許諾(ライセンスは個別に必要)されているが、Leopard/Snow Leopardでは「1台のマックにインストールできるOSは1部」に限られていたためだ。
しかし、OS X Lionでは使用許諾契約(PDF)の内容が変更され、「仮想OS環境の中でAppleソフトウェアの追加のコピーまたはインスタンスを最大2部までインストールし、使用し、稼働させることができる」と明言されている。つまり、OS X Lionユーザーは追加ライセンスを購入せずにゲストOSとしてOS X Lionをさらに2部まで使用できるわけだ。
これを受けて、Parallels Desktop 7ではLionを仮想マシンのゲストOSとしてインストール可能となった。ただし、旧OSの使用許諾契約は変更されていないので、従来通りLeopard/Snow LeopardをゲストOSとしてインストールすることはできない。
Lionゲストのインストールは、復元パーティションを利用して行なえる。ただし、通常のインストール同様ある程度時間がかかるので、インストーラーに含まれるディスクイメージファイルを利用して導入してもよいだろう。