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東京ゲームショウ2011レポート 第5回

東京ゲームショウ2011レポート

TGSでPS Vitaたんを軽~くこねくり回してきた!!

2011年09月16日 18時35分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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前置きが長くなったけど……
PS Vitaたんお触りタイム!!

 PS Vitaのスペックや発売日、登場時期がいいと言われる経緯は、先日の記事と前ページで散々書いたので、一気にお触りインプレッションに突入しよう。14日のカンファレンスで触れなくて鬱憤がたまっていたからな!!

 まずは現物。ソフトを選ぶ際はまだ開発機なのでとコンソール部分の操作はできず、お姉さんにプレイしたいゲームを伝えて、準備してもらうという流れだった。お高いお店な感じだ。

 プレイできたのは、Wi-Fiモデル。カタログスペックで知るサイズよりも「でかい」と感じた。とくに背面部分でそれは体感できて、それもあってか背面には指を引っ掛けるためのくぼみがある。また重量は約260gだがそれ以上に軽く感じた。この点は重量分布がフラットだからだろう。指に乗せてみたところ、重心はやや右に偏りがあり、アウトカメラもモジュール右末端部くらいが重心に感じた。

おねーさんに操作してもらってゲームスタート

 最初にプレイしたのはアクションRPG「ロードオブアポカリプス」。アクションなので気になるのはフレームレート。開発機ということもあるのだろうが、60fpsは出ておらず、30fpsくらい? という印象だった。操作性は大きい割りに手になじむ。デュアルスティックも軽くなく重くなくと調整を重ねたとわかる仕上がりだった。またPS VitaのデュアルスティックはPS3のコントローラーのように出っ張っているため、PSPみたく、平らすぎてきついなんてことはなく、微妙な傾けなども自在。ただ、デュアルスティックを操作しながら背面タッチパッドでドラッグというのを(「ロードオブアポカリプス」は背面タッチパッドは使用しないようだが)、実際に試してみたところ、入力方向が外側に反れてしまった。この点は慣れだとは思うが、購入してからしばらく苦労しそうである。背面タッチパッドのタップやマルチタップは楽勝。ただ、後述しているが特定位置をタップとなるとまた話は別だ。

まずはゲームを無視して、外観をチェック。正面からはリリースの写真通りといった以上で、PSPの遺伝子が残りまくっている

○△□×ボタンと右スティック。その下にはスタートとセレクトボタンがある。ボタンは入力感がよく、最近のなかではもっともいいなと感じた

矢印キーと左スティック。矢印キーはPSPのそれを気持ちスリムにして感度が上がったといった感じ。クセがなく入力しやすかった

本体天部。左はボリュームスイッチや電源などが並ぶ。左右にあるLRボタンが主になる

電源ボタンはアルミ+刻印。質感があってよかった

 また矢印キーとボタンの入力感触はPSPに似ていた。逆にLRは入力音はほとんどしないが(会場の爆音でかき消されていたかもしれないが)、入力したとわかる感触がよかった。
 なにより全体のグリップ感。PSPはフラットに近い形状で筆者の場合だと、手に刺さってると感じることがあった。PS Vitaは一見直線的だが、随所に丸みがあるため、ふんわりと手になじむ。実際に触ってみないとわからないことだが、中身だけでなく外装への注力もチェックポイントといえる。

背面タッチパッドの反応は上々!

 次に気になったのは背面のタッチパッドだ。正面のタッチパネルは、デモやほかのプレイヤーの操作でデュアルコアのスマホと同等かそれ以上の反応の良さと感じていたし、やはりデバイスとしてあまり例がない背面タッチパッドが気になったのだ。ましてやゲーム機としては初採用なのだし。テストしたタイトルは「ドリームクラブ」。おねーさんに「ドリームクラブをお願いします」というのは、羞恥プレイだったが(編駐:小さくガッツポーズしてましたよね)。プレイの内容はオムライスに名前を書くというもの。おねーさんがそのシーンまでぽんぽん進めてしまったので、いまいち詳細は不明だが「目隠しプレイ」という流れだったようだ。

背面。おなじみの記号部分がタッチパッドに該当する。左右にはくぼみがあり、指を引っ掛ければ安定した状態でプレイ可能に

背面をチェックしているときに気がついたのだが、LRボタンの深度は深め。例によってクリアパーツだ

背面のくぼみに指をかけてみたところ。指先がちょうど収まる感じ。また指先の側面もフィット感◎

視野角はやっぱり超広かった。ほぼ真横からでも画面情報を視認できたほど

 さて、背面タッチの反応も上々。スマホで慣れている人ならば、その感覚で操作できるだろう。どちらかというと、ドリクラの流れではないが「目隠し」状態で操作している感覚だった。ちょっと苦戦したのだが、コツとしては背面左右にあるくぼみに小指をかけておいて、そこと人差し指や中指の距離でなんとなく把握するというのがいいだろう。ギャルゲーで頭の後ろを撫でるだとか、アーマードコアのようなボタンフル活用ゲームでの新しい難解操作にもつながるのではないだろうか。実は文字入力機能で背面タッチパッドを使うのかと思っていた。母音を背面で押してというようなローマ字入力。カンファレンスのPVを見る限り、QWERTYソフトウェアキーボードのようなので残念。

背面のくぼみに指を添えた状態から、背面タッチパッドに触れてみた写真。あまり意識していなかったが、親指もセットでうごいてしまっていた

背面タッチパッドでオムライスに落書き中

アクセサリも展示されていた。気になったのはヘッドフォン。マイクついてないのとか思ったのだが、イヤホン本体のデザインがかっこよいからOK

編集氏が気にしていた十字ネジ。きっと開発中だから分解しやすいように普通のネジだと思う

アルミ削りだし風のクレードル。中央に見えるのが独自端子。ウォークマン用かと思ったが微妙に長さが違っていた

カートリッジが小さいのはわかっていたが、パッケージもだいぶコンパクトに。高低差はあるが、Xperia rayと比べてみたところ

 時間としては20分ほどしか触れなかったのだが、それでも仕上がりの良さや、外装部分のこだわりを知ることができた。ゲームや処理能力についてはまだ開発中ということもあり、「思った以上にぬるぬる動く」くらいの認識に留めておいた。また発売日が迫れば、製品版の動作具合を知るチャンスがあるだろう。またそのときにPS Vitaをソフトウェア面からチェックしてみたいと思った。正直、3DSではこうも思わなかったので、3G/Wi-Fiモデルを10月15日に予約し、発売日にはその足でドコモショップへ行って「有害サイトが見たいです!」と言おう、お気に入りのおねーさんに。ともあれ、楽しみのハードだと実機を触って扱いがランクアップした。外装だけでなく、中身も気になるので分解してみたいなとも。ともあれ、今は発売日まで待つしかないが、TGSや試遊キャンペーンで事前に触れるチャンスはあるので、興味ある人は是非タッチ&トライ!!

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