6.ヘッドアップディスプレーの作り方
なんか凄く難しいように思えるヘッドアップディスプレーだが、作り方は超簡単だ。
このようにロの字にした覗き窓に斜め45度に透明なプラスチック(下敷きなどでもOK)を渡してやるだけだ。あとはロの字の下に液晶ディスプレーと同じサイズの穴を開け、底に液晶を取り付ける。今回は強度を出すためにアクリル板を使っているが、工作用のダンボールでも作れるので、液晶の代わりに携帯電話などを置いて試してみるといいだろう。ただし、透明な板に反射させた映像を見ることになるため、上下左右が反転することに注意。また、ロの字の内側を黒く塗るのがポイント(ここでは黒いアクリル板を利用)。これでより鮮明な映像が見られるようになる。
できあがったヘッドアップディスプレーを、頭に固定するのに最適なのはヘルメットだ。中でも、ツバの付いた電気工事用のヘルメットがオススメ。これなら、ツバの部分にヘッドアップディスプレイを固定できる。また、液晶テレビをつけたヘッドアップディスプレーは、かなり重いのでそのままではヘルメットが前にずり落ちてしまう。そこで、後頭部側にはカウンターウェイトとしてバッテリーを乗せている。
そして、実際に屋外で装着してみたのがコレだ!
またヘルメットから取り外し、モップの柄などにカメラユニットを取り付ければ、壁越しの向こう側を偵察することも可能だ。赤外線は目に見えないため、敵に感ずかれることはまったくないい。
さらにカメラユニットにテレビをつければ、さほど他人に怪しまれずに暗闇の偵察任務を遂行可能だ。
とはいえ、警察官に見つかると100%職務質問されるので、外での取り扱いには十分注意していただきたい。なにせこの撮影中も、ファミリーやアベック(絶滅語)にガン見され、われわれはかなり浮いた存在となっていた。さらに、公園って意外と明るいので、肉眼でもなんとか周りが見えてしまう。なので、田舎にある自宅に戻り撮影したのが次のムービーだ。実際に製作したカメラの映像となっている。
ムービー:赤外線投光器
今回はカラーCCDカメラを使ったので赤外線投光器がさほど威力を発揮できなかったが、秋月電子の赤外線CCDカメラ(0.1ルクス以上で撮影可)を使えば、もう少し鮮明な映像になるだろう。また防犯グッズ店では、0.01ルクスでも撮影可能なCCDカメラ(だいたい1万円ぐらい)もある。
さて、3回にわたってLED電球のメリットを語ってきたが、普通の電球に対する優位性がわかってもらえただろうか。今後、世の中はどんどん節電節約の流れが加速していくことだろう。だが、パソコンを使わないという選択肢はありえないわれわれにとって、少しでも節電に貢献できるように、まずは電球をLEDに替えるところから始めてみよう!
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