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ソニー、小学生対象に発電/蓄電ワークショップを開催

2011年08月22日 22時00分更新

文● 小山安博

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 ソニーは19日、東京・お台場メディアージュにあるソニー・エクスプローラサイエンス サイエンスシアターにおいて、小学生を対象にした「ソニー・サイエンスプログラム」を開催した。昨今の電力不足で注目を集める電気エネルギーをテーマに、「つくって、わかる。発電・蓄電ワークショップ」として開催された。ワークショップでは、子どもたちは「振動発電」の原理を使った発電と蓄電を行ない、その電力でプラレールを動かすという工作に挑戦した。

ソニー・エクスプローラサイエンスで開催された「ソニー・サイエンスプログラム」

 ワークショップでは、まず講師の同社環境技術部のエンジニア矢島正一氏が「電気」に関して解説。電気は火力発電では燃料を燃やし、風力発電では風が羽を回し、太陽光発電では太陽光を使って……といった具合に、さまざまな「電気のもと」を紹介。そうした電気が生まれる手法の1つとして、コイルと磁石を使った「電磁誘導」によって、LED電球を繰り返し発光させる振動型発電機「Stick Generator」を製作することで、発電と蓄電の原理を学んでもらおうというワークショップとなっていた。

火力発電や風力発電のもとになるのは燃料や風

電磁誘導を用いて電気を発生させる仕組み

 Stick Generatorは、「市販では最高の部類」という強力な磁石と500回程度巻いたコイルを用いて、磁石がコイルの中を行き来するように連続でケースを振ることで発生した電力を、このためにオリジナルで製作された基板を通してLED電球に通して発光させる仕組み。さらに蓄電池も内蔵させて、テーブルごとのグループでためた電力を使って、プラレールの電車を動作させ、グループ間で競争させるという実験も行なわれた。

電磁誘導の原理で発電するStick Generator

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