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節電節約! LEDで生活が変わる! ― 第2回

省エネのLED電球で本当に電気代を節約できるのか!?

2011年08月18日 12時00分更新

文● 藤山哲人

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初期費用はかかるが
驚異の維持費と寿命を誇るLED電球

白熱電球の消費電力は54W電球型蛍光灯は11WLED電球は7W

 LED電球は、白熱電球や蛍光灯型電球に比べてバカっ高い! 大きいサイズのE26の場合、最近は海外製のものが1000円代で手に入るまで値が下がったが、国産品となるとおよそ2000円。

 「LED電球は女の子のパンツと一緒で、小さければ小さいほど高くなる」

という不思議な製品だ。その原因は第1回(関連記事)でも少し触れたとおり、小さい電球の中に電源回路を埋め込まなければならず技術的に難しいため。だから、E17タイプの小さい電球は国産品で3000円ほどする。しかし、モノによっては4000円以上するものまであるから、必ず値札をチェックすること!

 そんなわけで、家の電球をLED電球に替えるとなると、かなりの初期投資がかかるが、消費電力が少なくなったことで電気代は確実に安くなる。ではいったい、何年間使えば元が取れるのかを計算してみよう。それを知るには、まず消費電力から調べてみる必要がある。

白熱電球・電球型蛍光灯・LED電球は
どれだけ電力を消費するのか?

 さて「LED電球は省エネ」と言われているが、どのぐらい消費電力が少ないのかを調べてみることにしよう。比較対象とするのは、60W白熱電球と、60W相当の電球型蛍光灯、そして60W相当650ルーメンのLED電球だ。それそれの消費電力は、市販されている「ワットチェッカー」で調べた。この結果が冒頭の3枚の写真である。E26タイプの電球でしらべたが、E17タイプの小さい電球でもほぼ同じだ。

 この結果をグラフにすると次のようになる。

 確かにLED電球は白熱電球に比べ、消費電力が87%も低くなっている。しかし注目してもらいたいのは、電球型蛍光灯もかなり消費電力が少なく、白熱電球に比べると80%の電力で同じ明るさを確保できるのだ。一方LED電球と電球型蛍光灯の消費電力を比べると、割合で見ればLED電球の方が64%省電力だが、その差はわずか4Wしかない。

 つまり、電球型蛍光灯をLED電球に替えても劇的な省エネ効果はない。

 これは重要なポイントだ。部屋の天井についている室内灯(シーリングライト)も、各社からLED式のものがリリースされているが、消費電力が大幅に少なくなるなんて宣伝文句はひとつもない。現在のLED電球で使われているパワーLEDは、30%が熱エネルギーとして失われてしまうので、消費電力が蛍光灯とさほど変わらないってことなのだ。

 調べた消費電力を基に、月の電気代に換算したらどうなるだろうか? とはいえ電気代は、電球を灯している時間によって大きく左右されるので、次のような場合を想定して利用時間を6種類用意した。

主な用途と利用時間

リビングの照明や常夜灯/8時間
リビングの照明は、夜18時~深夜1時、朝は5~6時まで、常夜灯は寝ている8時間を基準としている。
デスクスタンド/6時間
勉強や仕事など机に向かっている時間を想定している。
リビングの間接照明/4時間
映画やテレビを見るなどの憩いの時間、もしくは短めの勉強や仕事の時間と目安にした。
キッチンの照明/2時間
夕食の支度に1.5時間、朝食の支度に30分として2時間と定めた。スイッチのオンオフは多少多めと想定。
風呂場やトイレ/1時間
家族数名がいるものとして、大体の時間を想定。一人暮らしの場合は、若干少なくなると思われる。こちらもスイッチのオンオフは多少多めと想定している。
階段・廊下灯/30分
廊下や階段を歩く時間だけなので、もっと少ないかもしれないが、家族が何人かいることを想定して30分とした。これらの照明は、かなり頻繁なスイッチのオンオフがあるものとしている。

 この条件で、電球1個あたりの電気代を計算すると次のようになる。なお電気代は、一般的な1kWhあたり22円として計算している。1kWhとは、1kWの電気ストーブを1時間使ったときと同じ電力量を示している。

 これはあくまでも電球1個当たりなので、リビングの照明が電球4個を使う場合は、表示されている電気代の4倍となる点に注意してほしい。つまり電球4個の場合のリビングの照明なら、月の電気代は白熱電球なら1140円、蛍光灯型電球なら232円、LED電球なら148円という計算になる。

 さらに1年で考えると、白熱電球なら1万3680円、LED電球なら1776円ということになり、白熱電球をLED電球に替えると1年間で電気代を1万1904円も安くできるのだ。これはかなり節約になると言えるだろう。

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