ASUSTeK Computerは10日、Android 3.0対応のタブレット端末「Eee Pad Transformer TF101」を、6月25日に発売すると発表した。モバイルキーボードドックが付属して、価格は5万9800円。
同日開催されたイベントでは、モバイルキーボードドックを生かした独自の機能や、搭載するNVIDIAのSoC「Tegra 2」のパワーなど、Eee Pad Transformerの特徴が披露された。
Eee Pad Transformerは10.1型ワイド/1280×800ドットのタッチパネルディスプレーを備えたタブレット本体を、キーボードと外付けバッテリーを備えた「モバイルキーボードドック」に合体させることで、ノートパソコン的な使い勝手を実現する異色のAndroidタブレットである。
キーボードはWindowsノートパソコンのものとほぼ同等の日本語キーボードとなっている。IMEでの日本語入力用に、[変換][無変換]といったキーも用意されている。タブレット単体での重さは約680g、モバイルキーボードドックと合体した状態では約1.3kgとなる。バッテリー駆動時間は単体で約9.5時間、合体状態では約16時間にも及ぶ。
既存のタブレット端末、つまりiPadに対する不満(Flashが見られない、USBやメモリーカードスロットがないなど)を調査したうえで設計されたEee Pad Transformerは、Android 3.0とTegra 2の採用によりFlashコンテンツの快適な再生が可能なうえ、ゲーム専用機並みのグラフィックス能力も備えている。