Lenovo Ideaシリーズ大研究 第66回
DirectX 11対応のグラフィックス機能内蔵CPUに注目
AMD E-350搭載のLenovo G475、その実力は?
2011年05月19日 11時00分更新
「Lenovo G475」(436022J)レビュー第2回は、CPUとグラフィックス機能を統合した「Fusion APU」ベースのデュアルコア プロセッサー「AMD E-350」の性能に注目する。
グラフィックス機能を統合した
お買い得プロセッサー「AMD E-350」
「Lenovo G475」(436022J)に搭載されているCPUは、デュアルコア プロセッサー「AMD E-350」だ。実はこのCPUは、PCの利用用途は、主にメールやウェブブラウジングというユーザーにとっては狙い目の製品なのだ。
AMD E-350が、インテルのプロセッサーと比較するとどの辺りに位置するかといえば、ネットブックでの採用例が多いAtomの対抗製品にあたる。クロック数は1.6GHzでキャッシュが1MB、デュアルコアと確かにAtom N570やN550と似たスペックだ。
Atomと大きく違うポイントが、最新のDirectX 11に対応したAMD Radeon HD 6310をグラフィックス機能として統合した点だ。AMD Radeon HD 6310は、動画再生をハードウェアで支援する機能「UVD3」を採用しており、要求する性能が高い動画コンテンツも快適に閲覧できる。
安いからとネットブックに飛びついたユーザーの不満と言えば、やはりグラフィックス性能の貧弱さや、10型クラスのディスプレーの狭さだろう。基本性能や使いやすさに関してステップアップしたノートPCを手に入れたいというユーザーにとって、価格的にも性能的にも注目してほしいCPUなのだ。
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