Lenovo Ideaシリーズ大研究 第64回
ユーザーと画面の距離を計測し、近すぎると警告
Eye Distance Systemで、目が悪くなったとは言わせない!
2011年05月15日 11時00分更新
パソコンのやりすぎで目が悪くなった。そんな風に感じる人は多いだろう。特に画面に近づきすぎると、姿勢も不自然となり、あまりいい結果にはならない。それを防止するための機能があるのをご存じだろうか?
ユーザーの目を守る、Lenovo Eye Distance System
ディスプレー上部に付いているウェブカメラ。ほとんどのユーザーは、これを「ビデオチャットだけ」に使うものだと思い込んでいるはずだ。実際正しい使い方ではあるのだが、それだけに使うのではもったいない。
PC開発者もきっとそう考えたのだろう。Lenovo C205など、レノボの液晶一体型機には「Lenovo Eye Distance System」と名付けられた機能が装備されている。これを使えば、自分には不要と思っていたウェブカメラが、より身近で日常的に使える機能になるかもしれない。
Lenovo Eye Distance Systemは、簡単に言うとPCの画面に近付きすぎると警告が出る機能。ウェブカメラを使って、ユーザーとディスプレーの距離を計測し、決められた距離より近くに、一定時間居続けると、「ディスプレイに近すぎます」という警告が出る。
細かい作業をしていると、ついつい顔をディスプレーに近付けすぎてしまうものだが、それは単に目が悪くなるだけではなく、不自然な姿勢で肩や腰に負担が出ることにもつながる。警告が出たら、画面から離れて表示を拡大するなど対応すればいい。目をいたわるために正しい姿勢を保つ補助機能として活用してみてはいかがだろうか。
設定方法は簡単で、Lenovo Eye Distance Systemを起動。距離と時間を指定するだけだ。標準では、ディスプレーからの適切な距離は40cmとされている。5分以上、これより近い場所に5分以上いると警告が表示される。指定できる距離は30から60cmの間で、時間は3秒から30分の間で設定可能だ。警告する方法としては、ポップアップメッセージとサウンドの両方か、どちらか片方だけかを指定できる。
試しに筆者もディスプレーから30cm程度の距離に顔を近付けてみた。この位置に5分間顔があるように座っていると、画面がかなり近くにある印象を受けた。でも集中して作業すると知らず知らずに、このぐらいの距離で見てしまうことがある。画面上の見にくい部分を確認するために一瞬顔を近付けるだけで警告が出るようでは不便だが、40cm以下の距離に5分以上というのは確かに目に悪そうだ。
好みの距離と時間を指定して、目の負担を軽減するのは有効ではないか。
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