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エレコム/ロジテックで始める無線LAN 第5回

新年度・新学期・新生活――ルーターを買い換えるなら今!

450Mbpsのエレコム高速無線ルーターでネット新生活に突入

2011年04月11日 11時00分更新

文● 林 佑樹 撮影●篠原孝志(パシャ)

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パッケージ背面には3階建ての一戸建てでも十分な速度を得られる旨が明記されている

IEEE802.11n/aを採用。最大450Mbpsの超速スループット!

 エレコムの無線LANルーターLAN-WH450N/GRは名前の通り、最大450Mbpsの超高速のスループットが最大の特長だ(5GHz帯のIEEE802.11n/aに限る)。これまで無線LANのスループットと言えば最大300Mbpsがポピュラーだったが、一気に1.5倍の速度アップということになる。速度を重視したいユーザーにとっては、これだけでも十分買う理由になるだろう。

 そしてLAN-WH450N/GRのもうひとつの特長は、一戸建てでの実用性だ。使用可能面積は170m2までとなっており、3階建てでも十分カバーしてくれる頼もしさだ。

本体上部から伸びる3軸伸縮アンテナがド派手。ぜひとも見晴らしのよい場所に設置して、最大450Mbpsのスループットを体感しよう。なおアンテナを完全に展開した場合、多少横幅を必要とするので覚えておきたい

 家の隅々まで電波が届くのは、本製品のチャームポイントである「3軸伸縮アンテナ」によるもの。アンテナを閉じたときとアンテナを開き延ばしたときでは、スループットにおよそ1.2倍の開きが出ることでもそのメリットは明白だ。

 メーカー公称数値では、IEEE802.11n/aの場合で、閉じているときは約170.8Mbps、開くと約203Mbpsとなっている。

 もちろんこの恩恵は筆者宅のような2Kのアパートでも得られ、さらに安定した電波送受信を約束してくれる。

 さらに、IEEE802.11n/aの場合は5GHzの周波数帯を利用するため、Bluetoothやその他の機器と干渉しがちな2.4GHzの周波数帯から離れることができるのもありがたい。特に電子レンジの影響を受けないという点が大きなポイント。ご飯どきになると回線が不安定になったり、キッチン付近でもネットワークにアクセスしたいというユーザーは要チェックだ。

直線距離ではおよそ70mまで電波が届く。試しに、画像のような雑多な空間で50mほど離れてみたが、LAN-WH450N/GRからの電波は問題なく届いた

マルチSSID機能対応できめ細かなセキュリティー設定が可能

 有線ポートすべてが1000BASE-Tに対応しているので、auギガプランや光ネクストハイスピードなど、昨今注目されている100Mbps以上の高速通信サービスの恩恵を十分に受けられる。有線LANでの接続はもちろん、複数PC間でのファイル転送もラクラクだ。

付属品の一覧。本体のほかに台座、電源ケーブル、簡単セットアップツール、マニュアル、そして写真には入ってないがLANケーブルも付属する

 セキュリティ面についても、AES、TKIP、WEPと幅広く対応しているほか、便利な機能としては「マルチSSID」がある。これはPC用とゲーム機用など用途や接続する機器別にSSIDを設定できるというもの。それぞれ異なるセキュリティ設定が可能なので、たとえばAESなど強度の高い暗号方式に対応するPCと、WEPのみ対応のゲーム機を混在したまま利用できる。

 初期設定では「Logitec50」「Logitec2nd」と2つのSSIDが割り振られており、前者は主にPC用、後者はゲーム機やスマートフォン用という位置づけとなっている。

 なお、ボタンやコネクター類はすべて背面に整理されている。内容はプリンター接続用のWPSボタン、RT/APスイッチ、WAN、LAN×4のネットワーク端子。電源スイッチはなく、電源ケーブルの抜き差しがON/OFFの代わりとなる。操作ボタン類が必要最小限に整理されていることもあり、操作で悩む必要がないというのもありがたい。

上からWPSボタン、RT/APスイッチ、WAN、LAN×4となっている。RESETボタンはボールペンの先などで押し込むタイプだ

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