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2010年CPUクーラー最強王者決定戦 第2回

特徴あるクーラーをチョイス

CPUクーラー2010年発売モデル最強王座はどれだ?【第2回】

2011年02月16日 12時00分更新

文● 宇野 貴教

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銅フィンのワンポイントが特徴的
PROLiMA TECH「SUPER MEGA」

●対応ソケット:775/1366/1156/1155(別売りアダプター「ARM-02」使用時:AM2/AM2+/AM3)
●寸法/重量:130(W)×74(D)×158.7(H)mm/945.3g
●実売価格:8600円前後
●製品情報URL:http://www.scythe.co.jp/products/cpu/supermega.html
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/560/560290/

PROLiMA TECH「SUPER MEGA」

 サイドフロータイプの製品で、フィンは中央部分が繋がっておらず2ブロック構成になっている。フィンはアルミ製だが、4ヵ所のオレンジ色になった部分は銅製である。銅の比率を増やすと重量も価格も跳ね上がってしまうため、こうしてピンポイントで使うことで冷却効率をアップしているわけだ。なお、AMD系CPUで本製品を使うには、オプションのアダプターキット「ARM-02」が必要なので注意してほしい。
 本製品はファンがオプションのため、テストは別途120mm角2000rpmファン1個を取り付けている。高負荷時が41℃とかなり優秀であり、冷却性能のポテンシャルは高い。オーバークロックに適したクーラーである。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  29℃ 38.4℃ 26.6℃ 38.3℃ 38dB 800rpm
純正より -7℃ -3.8℃ -3.3℃ -1.3℃ -5dB -1000rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  41℃ 36.6℃ 25℃ 36.4℃ 49dB 2000rpm
純正より -23℃ -12.8℃ -11.6℃ -11.9℃ +1dB -1500rpm

その名の通りOC決戦の切り札になるのか?
PROLiMA TECH「ARMAGEDDON」

●対応ソケット:1366/1156/1155
●寸法/重量:144(W)×50(D)×160.3(H)mm/750g
●実売価格:7300円前後
●製品情報URL:http://www.scythe.co.jp/products/cpu/armageddon.html
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/520/520651/

PROLiMA TECH「ARMAGEDDON」

 「SUPER MEGA」と同じサイドフロータイプの製品で、フィンが2ブロック構成など似ている部分が多い。ただ、本製品は横幅が長い代わりに奥行きが短く、スリムな作りになっている。またファンは別売で14cm角ファンのみに対応する点も異なっている。こちらもAMD系CPUで使用するには、オプションのアダプターキットが必要になる。
 テストは140mm角2000rpmファンを用意して行なった。テスト結果は「SUPER MEGA」とほぼ互角だが、本製品は周辺冷却がやや弱い。取り付けはスリムなぶんこちらのほうが扱いやすかったので、これも考慮して選ぶといいだろう。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  30℃ 41.4℃ 28.4℃ 39.6℃ 38dB 800rpm
純正より -6℃ -0.8℃ -1.5℃ ±0℃ -5dB -1000rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  42℃ 37.3℃ 27.5℃ 37.4℃ 49dB 2000rpm
純正より -22℃ -12.1℃ -9.1℃ -10.9℃ +1dB -1500rpm

(次ページへ続く)

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