Lenovo Ideaシリーズ大研究 第52回

手軽なバックアップシステムでトラブルに備える

レノボ標準のバックアップソフトOneKey Rescue Systemを使う

OSを起動せずにウィルススキャンやリカバリを実行できる

　一度Windows上からOneKey Rescue System 7.0を起動した後は、電源ボタンの隣にある赤い矢印ボタンからも起動できるようになる。このキーが本当に生きてくるのは、Windowsが起動できなくなった時だ。

　ウィルスなどで挙動不審になり起動できなくなってしまった、あるいは初心者であれば誤った操作を行なってしまい起動しなくなったということもあるだろう。そんな時には電源を入れてOSを起動する前に、まずはこの赤い矢印ボタンを押してみよう。すると、リカバリモードのOneKey Rescue System 7.0が起動する。

電源ボタンとなりの赤い矢印ボタンを押すと、Windowsを起動することなく「OneKey Rescue System 7.0」が立ち上がる

　表示されるメニューはWindows上から起動した時とは違っており、「OneKey AntiVirus」「OneKey Recoverry」「システムセットアップ」の3つが表示される。このうちOneKey Recoveryを選択すると、あらかじめ作ってあるバックアップファイルを利用するか、工場出荷時にするかを選択してのリカバリが実行できる。作成していたリカバリディスクが壊れていた、という時にも頼りになる機能だ。

OneKey Rescue System 7.0がリカバリモードで動作し、任意のバックアップ時への復旧か工場出荷時への復旧が行なえる

　OneKey AntiVirusは、Windowsが起動できない状態の改善を試みてくれる。ウィルスの駆除をWindows起動前に行ってくれるため、起動できなくなってしまった時にはぜひ試してほしい。

Windowsを起動する前に使えるアンチウィルス機能は、いざという時に活躍してくれる

　OneKey Rescue System 7.0は、「バックアップは大切だとわかっていてもなかなか実行できない」「一度バックアップをとって安心していたらメディアの管理状態が悪くて使えなかった」というようなユーザーの「うっかり」もカバーしてくれる、ありがたいツールなのだ。

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