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ガラケーはやっぱりスゴイ! ケータイの機能をとことん調べてみた 第48回

14.1メガカメラのドコモ冬モデルのハイエンド「SH-01C」

2010年12月20日 16時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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ネットワーク関連では
アクセスポイントモードとDLNAに対応

 無線LANはIEEE802.11b/g/nに対応している。この無線LAN機能では、一部のエプソン製無線LAN対応プリンタを用いて、ダイレクトに写真を印刷できる。APモードは従来の富士通やNEC製端末の機能とほぼ変わらない。同時接続できる子機は最大4台。スマートフォンやタブレット端末との相性は良さそうだ。

 ただしAPモードを使用するにはmopera U(「Uライトプラン」で月315円)などのプロバイダーへの加入が必要。パケ・ホーダイ ダブルの上限額も1万395円になる(通信速度が128kbpsに制限される「128K通信」であれば5985円)。またAPモード中は通話/SMS/エリアメール以外の通信は不可。iモードメールもメールセンターへ保管される。

無線LAN機能を用いて、自宅の無線ルーターに接続するほか、端末をモバイルルーター化するアクセスポイントモードも利用可能だ

 DLNA機能も搭載しており、無線LANのメニューに「ホームネットワーク」の設定がある。たとえば液晶テレビ「AQUOS」の対応機では、ネットワーク経由でSH-01C内のフルHDムービーを再生できる。DLNAを使う場合、家電側の設定もあり、初めての人には少々手間がかかる作業になるが、HDMIケーブルを使わずワイヤレスで楽しめるので、一度設定しまうと便利さを実感できるはずだ。ほかにも写真や音楽ファイルの一部も再生できる。逆にDLNA対応の家電(PCなど)のメディアファイルをSH-01Cで再生することもできる。

写真をエフェクトして遊ぶ

 カメラ機能では、今回トイカメラ的な機能が加わった。カメラメニューの「アレンジカメラ」に「エフェクトカメラ」と「プリティアレンジカメラ」があり、エフェクトカメラではミニチュア風撮影や魚眼レンズ風撮影、さらに被写体の周りに「きらきら」輝くマークがついたり、色えんぴつで描いたかのような写真に加工など、撮り始めると結構楽しめる。エフェクトごとに撮影できるサイズが違うのでプリントまで考えているときは、注意したい。

エフェクトカメラではミニチュア風に撮影するなど、おもしろい写真が撮れる

 また「プリティアレンジカメラ」も小顔美人や瞳美人、色白美人に加工するほか、手書き文字やスタンプを入れられる。「ハンドミラー」という機能ではインカメラを使ってディスプレイが鏡代わりになるから、ちょっとした身だしなみの確認にも便利。カメラを使いたくなる機能が増えたという印象を持った。

エコモードやモーションサイレントなど
細かい機能にも注目

 他にも細かい便利な機能が豊富にある。エコモードに対応しており、電池残量によって自動的にモードを切り替えたり、電池残量のパーセント単位での表示に対応。また、モーションサイレントという、最近のシャープ製によく搭載されている機能は、着信時のバイブレーション動作を端末を裏返すだけで止められる。会議や打ち合わせ中などに大変便利だ。

 まさに最新の全部入り端末とも言える「SH-01C」。機能は挙げていくとキリがない。次回は全部入り端末として対抗馬的存在の富士通製端末である「F-01C」を紹介する予定だ。

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