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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第25回

最大約7時間駆動の11.6型CULVノート

IdeaPad U160(1)─「実用」を誇る美しいモバイル機

2010年12月22日 11時30分更新

文● エースラッシュ

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見る角度で表情が変わる鮮やかなレッドボディ

 落ち着いたデザインのマシンが多いレノボとしては珍しく、IdeaPad U160ではメタリックな赤を採用している。カラーネームは「スクエア・レッド」。メタルレッドの上にスクエアパターンの模様が描かれたトップカバーデザインだ。スクエア部分は本体に対して斜めに配置され、細かなラインが刻まれている。万線模様なわけだが、すべてが同じ向きではなく90度回転したスクエアが取り混ぜて配置されていることで、光があたった時に沈んで見える部分と浮き上がって見える部分があり、見る角度によってそれが入れ替わるのが面白い。

鮮やかな赤が採用されているがけばけばしさはなく、男性でも持ちやすいデザインだ

底面の放熱用の穴もデザインの一部として配置し、美しさと実用性を兼ね備えたものとなっている。手に持って持ち運んだときに底面から垣間見えるPCの無骨さまで排除するという、デザインへのこだわりがうかがえる

 トップカバーの大半は金属的な質感なのだが、開閉時に手のかかるフチだけは樹脂で作られており、手触りが冷たすぎないのも寒い季節に心地良い。またラッチレス構造により開閉しやすいのも好印象だ。

 ディスプレーは光沢のあるグレア(光沢)タイプで、液晶周辺の額も光沢加工の施されたブラックだ。しかしキーボードとパームレスト部はマットなホワイトで、キーボードの奥側だけがマットブラック。白と黒で構成された中で、ファンクションキーにプリントされたオレンジがいいアクセントになっている。

 キーボードはキーが独立した飛び石(アイソレーション)タイプだ。キーとキーの間隔(キーピッチ)は実測で13.5mm程度と少々狭いのだが、実際に使ってみるとかなり余裕が感じられた。キーのタッチは柔らかいが、キーストローク(キーの深さ)は浅めだ。

キーボードはキーが独立した飛び石(アイソレーション)タイプを採用。キー配列は一般的なJISひらがな配列で使いやすい

 タッチパッドは小さめで、パッド部分にのみドットパターンが施されており、指滑りが良い。クリックボタンは柔らかく、しっかりと押し込める深さがあった。パームレスト部には細かな溝が刻まれていて、べたつきや皮脂汚れを防いでくれる。

タッチパッドにはドットパターンが施されており、クリックボタンは柔らかい

パームレスト部には細かい溝が刻まれており、汚れにくい

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