ソニーから、一眼レフデジタルカメラ「α」の新機種が登場する。9月10日発売予定。
今回発表されたのは有効約1620万画素センサーを搭載する「α55」(予想実売価格はボディのみで9万円前後)と、約1420万画素センサーを搭載する「α33」(同7万5000円前後)の2機種。いずれもAPS-Cサイズの「“Exmor” APS HD CMOSセンサー」を採用する。
新機種の最大の特徴は、ミラーを透過型とし、本体上部にはペンタプリズムの代わりにAFセンサーを置く構造となっていること。これによりAFセンサーとイメージセンサー両方でレンズからの光を受光。ミラーのアップ/ダウンを行なうことなく撮影が行なえる。
この構造と位相差AFによりAF動作を高速化。α55はAFを追随させつつ秒間約10コマの連続撮影が可能となった(α33は秒間約7コマ)。また、動画撮影時でもAFセンサーが受光するため、フルタイムの位相差AFが利用可能。速く動く被写体に対してピントを合わせ続ける「クイックAF HDムービー」を利用できる。
ちなみに新機種はAマウントを採用しており、従来のすべてのAマウントレンズでAFの使用が可能となっている。また、MF設定にすれば動画でも絞り優先モードでの撮影が行なえる。