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速くて軽いソニー「α55」の撮影画質をチェック!

2010年10月04日 12時00分更新

文● 荻窪 圭

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「α55」(実売価格はボディのみで9万円前後) 「α55」(実売価格はボディのみで9万円前後)。幅124.4×奥行き84.7×高さ92㎜、(本体のみで)約441gという、小さくて軽いボディが魅力の1つ

 ソニー「α55」はトランスルーセントミラーテクノロジーを利用したデジタル一眼カメラ。構造的には「ミラーレス一眼」と思っていい(機能的な部分は「新時代の一眼レフ! 写真で見るα55」で紹介している)。

 同社は別マウントの小型ミラーレス一眼「NEX」も出しているが、コンパクトデジカメの延長線上感覚で使えるNEXに対し、一眼レフ感覚で使えるα55というのが一番の違いと思っていいだろう。

 α55の見た目は妙に軽い普通の一眼レフ。でもファインダーを覗くとEVF。ちょっと不思議な感覚だが、慣れるとなかなか楽しい。

 その特徴は何より「軽くて速い」こと。軽い理由としてはミラーボックスやペンタ部がないのが大きい。また、撮影時にミラーの上下動によるタイムロスがないため、このクラスでは圧倒的に速い秒間10コマの高速連写を実現した。その上トランスルーセントミラーを利用した位相差AFが使える。よってAFも高速だ。

 使ってみるとその軽快感は驚くべきレベルだ。プロ向けの重くて高価なカメラならともかく、本体価格が10万円以下で500gを切る重さのボディでこの速さはすごい。そして速さを生かした各種撮影機能がα55の一番の特徴だ。その辺からチェックしていこう。


連写性能を生かした撮影モードを搭載

モードダイヤルの「10」とと書いてあるアイコン(左下)が高速連写モード モードダイヤルの「10」と書いてあるアイコン(左下)が高速連写モード

 モードダイヤルには高速連写モードが用意されており、秒間最高10コマという高速な連写を優先した独特の動作をする(他の撮影モードでは最高秒6コマ)。

 この連写の応用として、α55は「連写して合成」する撮影機能が非常に充実している。ひとつは「マルチショットノイズリダクション」。露出を固定して6枚連写し、1枚に合成することでノイズが少ない画像を生成する。合成することでランダムノイズを軽減できるからだ。手持ち夜景モードもこれと同じ理屈だ。

 2番目は「HDR」。露出を変えて3枚撮影し、ハイダイナミックレンジな絵を作り出すことができる。3番目は「スイングパノラマ」。NEXにも「サイバーショット」にも搭載されているソニーお馴染みの機能。少しずつずらしながら連写して合成することでパノラマ写真を生成する。

 この高速連写を生かした撮影機能4つから順番に実際に撮ってチェックしてみよう。


秒間10コマ連写の画質は!?

 モードダイヤルの高速連写モードでは、超高速連写をフルに活用できる。

 「コンティニアスAF」(AF-C)にセットすると被写体を追尾しながら連写するので動いている被写体を撮るのにいい。高速連写モードで連写枚数をテスト(Lサイズ、画質設定FINEのJPEG)したところ、約29枚撮ったところでデータの書き込みが間に合わなくなり、連写速度が落ちたが、これだけ撮れれば十分だろう。

 実際には連写とAF動作は独立して行なわれているようで、複雑に動く被写体や暗めの場所ではAFが間に合わず、時々外すこともある。しかし追尾しやすい被写体の場合、あるいはAFポイントを固定して常にそこで捉えるように撮った場合はかなりの確率でピントが合う。

 AF-C時はISO感度がオート固定になる。非常に明るい環境ではいいが、そうではない場合はシャッタースピード1/500秒を維持するようISO感度が上がるセッティングになっている。その場合のISO感度の上限はISO 1600。

 つまり高速に動く被写体など1/1000秒以上で撮りたい場合、室内で高速シャッタースピードで取りたいのでISO 3200以上にしたい、というニーズにまでは応えてくれない。やや残念。

 ただAF-Sでフォーカスを固定するか、MFにすればISO感度も自由にセットできる。10コマ連写にこだわる人はそこを知っておくべし。

1/500秒 ISO 800(左上、右上、左下、右下の順)。大きな被写体でまっすぐ近づいてくるものならフルオートで問題なく対応できる
1/125秒 ISO 1600。センターAFでAF-C。このくらいならAFが追従してくれるが、ISO 1600が上限なので被写体ブレが起こりやすい

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